プレゼンテーションの様子
総務省では、ICTベンチャーの担い手となり得る人材の発掘を目的に、関係機関等との共催により、ビジネスプランコンテスト「起業家甲子園」を開催しています。
12月1日(土曜日)、札幌市内のTKP札幌駅カンファレンスセンターで、北海道予選大会となる「北海道起業家甲子園2018」を開催し、道内から5校11チーム(個人を含む)がエントリーし、ICTを活用して様々な社会課題を解決するビジネスプランが発表されました。
審査の結果、北海道情報専門学校の『ちーむ えす』が発表した、AR(拡張現実)を用いてスマートフォン等により位置情報を算出し、目的商品までの道のりを案内するサービスアプリ「♯(シャープ)」が、最優秀賞(北海道総合通信局長賞(NICT賞))を受賞しました。
今後、『ちーむ えす』は、北海道地区のNICTメンター(※)である、さくらインターネット株式会社 代表取締役社長 田中 邦裕(たなか くにひろ)氏のメンタリングを受けて、シリコンバレーブートキャンプに参加する等のプログラムを経て、来年3月11日(月曜日)から東京で開催予定の「起業家甲子園全国大会」に参加します。
(左:NICT田中氏、中央:「ちーむ えす」のメンバー、右:当局藤本局長)
田中氏(左)と「ちーむ えす」のメンバー
また、優秀賞となる「モバイルコンテンツ・ビジネス協議会賞」は、北海道情報専門学校の『OK(オーケイ)』が考案した教師と生徒の意思疎通を図るアプリ「SSK」が受賞し、同じく優秀賞として「北海道テレコム懇談会長賞」に、北海道科学大学の『トルネコ』が考案した小説投稿サイト「ぶくぶく」が選ばれました。
更に、今年の大会から、起業を志す学生を応援するため、新たに特別協賛企業賞が加わり、「さくらインターネット特別賞」には、北海道科学大学の『トルネコ』、「NTT東日本-北海道特別賞」に北海道科学大学の『NOVUS(ノウス)』、「NTTドコモ北海道支社特別賞」に北海道科学大学の『Etark Park(えたらか ぱーく)』、「パナソニックシステムソリューションズジャパン特別賞」に吉田学園情報ビジネス専門学校の上村悠大郎(かみむらゆうたろう)さんがそれぞれ受賞されました。
プレゼンテーション終了後、参加した学生に向けて「ベンチャーに関するセミナー」としてムラタオフィス株式会社 代表取締役の村田 利文(むらた としふみ)さんから「楽しい起業」と題して講演をしていただきました。
総務省では、引き続きIoT時代における革新的な技術サービスを有するベンチャーの創出に向けて、情報通信分野での起業を志す学生や有望な若手起業家等の支援に取り組んでまいります。