「医療分野における電波の安全利用に関するセミナー（札幌）」を開催

　北海道総合通信局は、北海道の医療機関における電波利用推進協議会との共催により、9月5日（木曜日）に、札幌市内において「医療分野における電波の安全利用に関するセミナー」を開催しました。
　医療機関において電波を利用する機器を混信等の障害なく安全に利用する重要性について理解を深めることを目的として、具体的なトラブル事例と対策、留意点等に関する以下の講演がなされました。

 

【講演1】「電波の安全性に関する総務省の取組」

　北海道総合通信局 電波監理部長 瀬高 隆裕（せたか たかひろ）から、総務省が実施した医療機関における電波利用の推進に関する施策や先進的に電波を利用している医療機関の取組事例の紹介をしました。
 

【講演2】「医療機関における電波利用の推進に向けて」

　埼玉医科大学 保健医療学部 臨床工学科 川邉 学（かわべ まなぶ）氏から、「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」の内容を中心に、実際に医療機器から発射される電波を測定する様子を捉えた動画も交えてわかりやすく解説していただきました。

　当日は、医療関係者など76名の参加がありました。

　なお、本セミナーの受講者には、「MDIC認定制度」、「認定ホスピタルエンジニア（CHE）」、「臨床ME専門認定士制度」の更新に必要なポイントや点数が付与されることとなっています。