総務省では、ICTベンチャーの担い手となる人材の発掘を目的に、NICT等と連携してビジネスプランコンテスト「起業家甲子園」を開催しています。
12月7日(土曜日)、札幌市内のTKP札幌駅カンファレンスセンターで、北海道予選大会となる「北海道起業家甲子園2019」を開催し、道内から5校8チームがエントリーし、ICTを活用した様々なビジネスプランが発表されました。
審査の結果、北海道科学大学から出場の『ラジオワッチ』が発表した、賃貸住宅における盗聴波の検出サービスである「ラジオセキュリティーシステム」が最優秀賞(NICT賞)を受賞しました。
今後、『ラジオワッチ』は、北海道地区のNICTメンター(※)である、さくらインターネット株式会社代表取締役社長 田中 邦裕(たなか くにひろ)氏のメンタリングを受けて、来年2月に予定されているシリコンバレーブートキャンプに参加する等のプログラムを経て、来年3月4日(水曜日)から東京で開催予定の「起業家甲子園全国大会」に参加します。
左:プレゼンテーションの様子、右:左から、北海道科学大学 三橋(みつはし)教授、中央:『ラジオワッチ』、右:さくらインターネット株式会社 田中(たなか)代表取締役社長
また、優秀三賞として、「北海道総合通信局長賞」には北海道情報専門学校から出場の『ちーむがーる』が発表したコスプレイヤー支援アプリである「Costume Act.(コスチューム アクト)」が選ばれ、「北海道モバイルコンテンツ・ビジネス協議会賞」には、吉田学園情報ビジネス専門学校の『チームスチーム』が考案したオンライン上でアイデアソンを行えるWEBサービス「One Dash!(わんだっしゅ)」が、「北海道テレコム懇談会長賞」には、はこだて未来大学の『Team alone(チームアローン)』が考案したAR(拡張現実)を用いた玩具「Pile lab(ぱいるらぼ)」が選ばれました。
※ 表彰一覧は別紙のとおりです。
総務省では、引き続きIoT時代における革新的な技術サービスを有するベンチャーの創出に向けて、情報通信分野での起業を志す学生や有望な若手起業家等の支援に取り組んでまいります。