北海道総合通信局は、11月6日(金曜日)に、旭川市内において「電波の安全性に関する説明会」を開催しました。
私たちの身の回りには、携帯電話・スマートフォン端末、無線基地局、放送局のアンテナなど、電波を利用する多くの設備が存在します。また、5GやIoTなど新技術の展開により、社会における電波の利用は日々進化を続けています。これら電波利用による人体への影響については、これまでの科学的見地と国際的整合性により策定された安全基準への適合が法令により義務づけられ、十分な安全性が確保されています。
電波の安全性に関する正しい知識の普及に向け、安全基準の考え方と行政の取組についてご紹介する説明会を開催しました。
【講演1】「電波の安全性に関する総務省の取組について」
総務省北海道総合通信局 電波監理部長 遠藤 鉄裕(えんどう てつひろ)から、
 電波防護指針と電波法令、5G導入における改正点等について、参加者から事前に
 寄せられた質問への回答とともに説明を行いました。
国立大学法人名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授 平田 晃正(ひらた あき
 まさ)氏から、電波の影響は周波数により異なり、刺激作用、熱作用のいずれかが
 支配的となること。人あるいは動物実験等により安全性を検証して、十分な耐性を
 確認の上で国際的に電波の許容値が規格化されていること。電磁界のリスクと他の
リスクの相対的大きさを理解することが重要であるとの説明がありました。