北海道総合通信局は、国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、「NICT」という。)と連携し、9月15日(木曜日)に幌加内町(ほろかないちょう)で地方公共団体の職員を対象とした体験型の実践的サイバー防御演習(CYDER(※))を開催しました。
※詳細は、CYDERのホームページ(https://cyder.nict.go.jp/別ウィンドウで開きます)をご覧ください。
この取組は、本年度から初めての試みとなる「出前CYDER」として実施されたものです。これまで距離的な事情から札幌といった都市部を中心に開催されていたCYDERへの参加が叶わなかった地域に対してNICTが赴くことで、現地でCYDERの実施環境を提供し指導しました。
この出前CYDERは全国で幌加内町(北海道)と須崎市(高知県)の2カ所が選定されており、今般、道北地域においてCYDERの参加機会を提供できるよう、幌加内町のご理解・ご協力を得てホスト会場を設置することができました。
当日は、幌加内町の周辺から11の地方公共団体(計12名)の参加があり、それぞれ3グループに分かれ、自らが組織のCSIRT(Computer Security Incident Response Team:情報セキュリティインシデントに対応するための専門チーム)の一員という設定で、擬似的に発生させたサイバー攻撃に対して具体的な対応やツールを用いた対処方法・手順の考え方等について順を追って会得するカリキュラムにより進行しました。
講義は、講師による親しみやすいアドバイスを受けながらのグループディスカッションを交え、実践的な課題に対し様々な視点からの対処方法を提案する等、参加者の皆様は熱心に取り組まれており、講義終了後には「実践的なことが体験でき大変役立った」等の感想をいただきました。
北海道総合通信局では、北海道のサイバーセキュリティ対策強化のため、セミナーの開催や実践的サイバー防御演習(CYDER)の紹介など、引き続き取り組みを強化していきます。
<演習の様子>
<関連資料>