「地域社会DXでえがく北海道のみらい」−スマート農業実証成果報告会−を開催
北海道総合通信局は、北海道テレコム懇談会との共催により、令和6年6月20日(木曜日)、札幌市内にて「地域社会DXでえがく北海道のみらい」−スマート農業実証成果報告会−を会場とオンラインによるハイブリッド形式にて開催しました。

セミナー会場全景
主催者挨拶
北海道総合通信局 廣重局長
当セミナーは、令和5年「地域デジタル基盤活用推進事業」実証事業における北海道管内の採択案件について、先進的な成功モデルを道内外へ広く周知・発信し、デジタル基盤の利活用の推進、実装を図ることを目的として開催しました。
総務省からの情報提供:「活力ある地域社会の実現に向けた総務省のデジタル政策」
総務省 大臣官房
湯本総括審議官
講師:総務省 大臣官房総括審議官(情報通信担当) 湯本 博信(ゆもと ひろのぶ)
はじめに、総務省大臣官房 湯本総括審議官が、人口減少や少子高齢化など我が国の地域社会が抱える現状課題、今後デジタルに期待される役割と課題解決について、地域デジタル基盤活用推進事業等の実証事例を交えながら説明しました。
【令和5年地域デジタル基盤活用推進事業 実証事業成果報告】
東日本電信電話株式会社
澤出氏
演題:「土地利用型農業におけるローカル5G等無線技術を用いた自動走行トラクター実装モデルの高度化」
講師:東日本電信電話株式会社 ビジネスイノベーション本部 ソーシャルイノベーション部
まちづくり推進部長 澤出 剛治(さわで こおじ)氏
続いて、東日本電信電話株式会社 澤出氏から、自動走行トラクターの完全自動走行に向けた監視手法の多様化、農機搭載システム機器の構成簡素化・安定性向上、ローコストネットワークによるエリア展開の3つのテーマから、高度化実装に向けた実証成果と検討課題について紹介していただきました。
【デジタル基盤を活用したスマート農業の実現】
岩見沢市
黄瀬氏
日本電信電話株式会社
村山氏
演題:「取組み背景、地域DX推進に向けた産学官連携成果」
講師:岩見沢市 情報政策部長 黄瀬 信之(きせ のぶゆき)氏
日本電信電話株式会社 研究開発マーケティング本部 アライアンス部門
産業別グループ担当 生活文化担当 担当課長
村山 卓弥(むらやま たくや)氏
岩見沢市 黄瀬氏からは、当市のスマート農業の社会実装に向けた取組みの他、除排雪や自動運転など、多方面における当市情報通信システム活用例も紹介していただきました。
日本電信電話株式会社 村山氏からは、岩見沢市における産学官包括連携の取組みによる実証成果と本格的な社会実装に向けての今後の課題について紹介していただきました。
演題:「スマート農業の本格実装に向けた新たな展開」
北海道大学
野口教授
講師:北海道大学大学院農学研究院長 教授 野口 伸(のぐち のぼる)氏
北海道大学 野口教授からは、ロボット農機の遠隔操縦やリモート監視の様子を動画にて説明いただきながら、スマート農業の本格実装に向けた取組みについてご紹介いただきました。また、岩見沢市の好事例を踏まえた革新的なスマート農業の技術開発や発展のポイントについてご講演をいただきました。
ページトップへ戻る