違反運用のアマチュア無線局に対する指導を実施
−JARLと連携運用−
北海道総合通信局と一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)北海道地方本部は、11月27日(水)に十勝管内の芽室町において、電波規正用無線局(※1)とガイダンス局(※2)との連携運用を行い、違反運用を行うアマチュア無線局の運用者へ直接、電波による警告メッセージを送信し、指導を行いました。
10月から12月は農作物の収穫期に当たることから、これらを輸送する車両に開設されたアマチュア無線局が電波法令を守らずに運用する事例が増加する傾向にあります。
連携運用では、JARLガイダンス局が利用者の多い144MHz帯と430MHz帯で運用しているアマチュア無線局の通信を聴取し、周波数使用区分違反及びコールサイン不送出の電波法令に違反している無線局に対し、通信を行っている周波数で広報メッセージを送出して是正を促しました。その後、違反運用が改善されない場合は電波規正用無線局により指導・警告を行いました。
アマチュア無線局は、多くの方に趣味として使われています。北海道総合通信局では、運用者の法令意識を高めて電波の正しい利用を促進するため、周知啓発活動の強化を図るとともに、違反を行う運用者に対しては引き続き厳正に対処することとしています。
(※1) 「電波規正用無線局」とは、総務省が開設する無線局で、違反運用を即時に停止するよう直接行政によるメッセージを送出し、指導するものです。
(※2) 「ガイダンス局」とは、JARLが開設する無線局で、アマチュア無線家同士の自浄作用としての適正な運用を確保するためのメッセージを送出し、広報を行うものです。
運用の様子
アンテナの設置
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