【関東総通】e−コムフォKANTO
令和3年3月4日
関東総合通信局
令和2年度関東サイバーセキュリティセミナーを開催
関東総合通信局では、サイバーセキュリティ月間関連行事として、令和3年2月19日(火曜日)に経済産業省関東経済産業局及び一般社団法人テレコムサービス協会関東支部との共催により「関東サイバーセキュリティセミナー」をオンラインで開催しました。
本セミナーは、電気通信関係事業者・中小企業等の団体など100名以上の方々に視聴いただきました。
開会の挨拶
一般社団法人テレコムサービス協会関東支部会長 石井 貞行氏と関東経済産業局 地域経済部部長 中嶋 重光氏が、開会の挨拶を行いました。
講演1「コロナ時代のセキュリティ動向とテレワーク利用時の対策」
総務省サイバーセキュリティ統括官室 参事官補佐 梅城 崇師 氏が、Emotet等の身近な脅威への対処方法と、テレワークやWi-Fi環境におけるセキュリティの確保等について、総務省で実施した各種の調査結果を交えて具体的に説明するとともに、総務省で策定しているテレワークセキュリティの手引き(チェックリスト)や中小企業向けのテレワークセキュリティ対策の取組状況についての説明をしました。
講演2「個人まかせではないPCで安全にテレワークの実現を」
SKY株式会社 ICTソリューション事業部 副本部長 金井 孝三 氏から、テレワークの方式別のセキュリティポイントや、境界型セキュリティ(※1)からゼロトラストセキュリティ(※2)へ向けての考え方について、詳細に分かり易く説明をしていただきました。また、企業・個人を問わず、セキュリティの基本は個々のPCのアップデートであることを力説され、セキュリティパッチの適用がいかに重要であるか、再度認識する良い機会となりました。
※1 境界型セキュリティ:従来型のネットワーク内重視のセキュリティ対策
※2 ゼロトラストセキュリティ:次世代型のZero Trustの考え方によるセキュリティ対策
講演3「中小企業におけるサイバーセキュリティ対策普及に向けた国等の支援事業について」
独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター 企画部 中小企業支援グループ グループリーダー 横山 尚人 氏から、経済産業省の実証事業である「サイバーセキュリティお助け隊」の取組状況と、同活動を通じて実際にあった事例と対策等について、詳細に分かり易く説明をしていただきました。また、中小企業のセキュリティ環境の構築については、経営者のリーダーシップと社員のコミュニケーションによるところが大きいことや、セキュリティ環境を導入する場合に、自社で発生したインシデントがサプライチェーンに与える影響についての考慮が欠落する傾向にあることなど、中小企業ならではの特徴を説明いただきました。
閉会の挨拶
関東総合通信局 情報通信部 部長 宮山 浩一が閉会の挨拶を行いました。
なお、関東総合通信局では、令和3年6月頃に「関東テレコム講演会」の開催を予定しています。
時宜にかなったテーマ設定で皆様方のご関心に沿った講演会となるよう努めて参りますので、多くの方々の参加をお待ちしております。
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