【関東総通】e-コムフォKANTO
令和3年12月7日
関東総合通信局
ICTセミナー『ICTを活用した多言語翻訳技術がもたらす未来
−グローバルコミュニケーション社会に向けて−』を開催
総務省関東総合通信局(局長:小笠原 陽一(おがさわら よういち))は、ICTセミナー「ICTを活用した多言語翻訳技術がもたらす未来−グローバルコミュニケーション社会に向けて−」を11月26日(金曜日)にオンラインにて開催しました。
【概要】
このセミナーは、ポストコロナのグローバルコミュニケーション社会に向け、ICTを活用した『多言語翻訳』に焦点をあて、様々な立場からの状況や事例紹介を行い、現在・未来の多言語翻訳技術を学ぶとともに、ICTを活用したコミュニケーションツールの導入の契機となることを目的とし、開催されました。
【開催内容】
1 開会挨拶
主催者として、関東総合通信局 情報通信部長 宮山 浩一(みややま こういち)から、開会にあたっての挨拶を行いました。
2 基調講演 『多言語翻訳技術の実装に向けた取り組み』
国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT) ユニバーサルコミュニケーション研究所 総合企画室 室長 香山 健太郎(かやま けんたろう)氏から、総務省とNICTの推進する「グローバルコミュニケーション計画2025」のもと、多言語翻訳技術及びそれを用いた同時通訳の実現に向けた取組について講演がありました。
3 講演
『NICTの多言語翻訳技術を活用したサービス・事例紹介』及び『観光庁のICTを活用した多言語対応の取組紹介』の2つのテーマに分けて行われました。
・NICTの多言語翻訳技術を活用したサービス・事例紹介
講演1 『働き方をも変えた翻訳DX−AI翻訳導入による業務改善事例−』
株式会社十印 MT事業部 林 恭平(はやし きょうへい)氏から、同社の多言語翻訳サービス「T-tact AN-ZIN」の活用によって、勤労環境の改善及び企業全体のパフォーマンスの向上を果たした事例についてご講演いただきました。
講演2 『対面から遠隔までサポート「TOPPANのAI多言語音声翻訳サービス」』
凸版印刷株式会社 ソーシャルイノベーション事業部 仲平 賢二(なかひら けんじ)氏から、同社の音声翻訳サービス「VoiceBiz」の機能と活用事例及び複数の外国人との円滑にリモート対話が行えるサービス「RemoteVoice」に関する機能と可能性についてご講演いただきました。
・観光庁のICTを活用した多言語対応の取組紹介
講演3 『Public ViewerによるJアラート受信放映の環境整備事業(多言語放映)』
一般社団法人日本パブリックビューイング協会 事務局長 (株式会社パス・コミュニケーションズ メディア事業本部 副本部長) 福村 知之(ふくむら ともゆき)氏から、パブリックビューイング施設におけるJアラート(全国瞬時警報システム)の多言語表示の推進に関する取組についてご講演いただきました。
講演4 『観光地における多言語対応の現場−西湖いやしの里根場−』
一般社団法人西湖観光協会 統括 外川 満(とがわ みつる)氏から、山梨県の観光施設「西湖いやしの里根場」における売り場や体験教室等において、多言語翻訳ツール「ポケトーク」の導入を行った取組についてご講演いただきました。
4 総務省施策紹介
関東総合通信局 情報通信部 情報通信連携推進課 新井 篤史(あらい あつし)から、総務省のICT施策の紹介を行い、セミナーは終了しました。
関東総合通信局では、引き続きICTの利活用を推進して参ります。
主催:総務省関東総合通信局
後援:国立研究開発法人情報通信研究機構、国土交通省関東運輸局
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