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【関東総通】e−コムフォKANTO

令和5年12月25日
関東総合通信局

「令和5年度地域課題解決のためのスマートシティ推進事業」 の交付式を各地で開催

 総務省関東総合通信局(局長:高地 圭輔(たかち けいすけ))は「令和5年度 地域課題解決のためのスマートシティ推進事業」の交付式を埼玉県秩父市と横浜市旭区において開催しました。

1 概要

 総務省では、地域が抱える様々な課題(防災、セキュリティ・見守り、買物支援など)をデジタル技術やデータの活用によって解決し、地域活性化につなげるため、地方公共団体等による都市OSや、都市OSに接続するサービス等の整備・改良に係る経費の一部を補助しています。
 「令和5年度 地域課題解決のためのスマートシティ推進事業」では、スマートシティの実装による地域課題の解決に向けた事業の公募を実施し、関東管内では3件が採択され、のちの審査等を経て交付決定しました。

 関東総合通信局では、本事業の交付決定に伴う交付式を埼玉県秩父市(令和5年11月15日(水曜日))及び横浜市旭区(同年11月29日(月曜日))において開催し、高地局長から、北堀 篤秩父市長及び江川 将偉一般社団法人コンパクトスマートシティプラットフォーム協議会(CSPFC)代表理事へ交付決定通知書を手交しました。
 交付決定通知書の手交に併せ、事業の着実な実施による地域課題の解決と他の自治体への横展開への配慮等をお願いしました。
 また、本交付式では、地域課題やスマートシティ推進事業の展望、国への要望等について意見交換を行いました。

2 事業の概要及び交付式の様子

■「三峯神社の混雑状況の計測・分析およびポータルサイトによる可視化と都市OS利活用推進事業(埼玉県秩父市)」

  • 三峯神社駐車場にAIセンサーカメラを設置し、駐車状況や混雑状況をリアルタイムで把握し、都市OSにインプットする観光情報と組み合わせ、ポータルサイト等に混雑状況や観光情報をまとめて可視化。
  • 観光の行動パターンの把握・分析を通じ、混雑状況に応じた別の周遊ルートを提示。(混雑時は観光MaaSへ遷移)

【埼玉県秩父市での交付式(令和5年11月15日(水曜日) 秩父市役所にて)】

北堀秩父市長(左)へ交付決定通知書を交付

意見交換の様子

 高地局長からは、「渋滞緩和による地域課題の解決と効率的でストレスのない観光周遊プランの提供による地域活性化につながることを期待します。」との発言がありました。

■「ICタグビーコン活用スマートシティサービス(横浜市旭区)」

  • 高齢化率の高い若葉台団地にて、ICタグビーコンを活用したコンパクトモビリティサービスを構築し、高齢者等のスムーズな移動を支援することに加え、テレビ・プッシュを活用した防災・ヘルスケアサービスを実施。
  • 横浜市が進めてきたデジタルサービス(ヘルスケア、見守りサービス、子育て支援サービス等)をデータ連携基盤に接続し、ICタグビーコンを通じたスマートシティサービスを受けることができる環境を整備。

【神奈川県横浜市旭区での交付式(令和5年11月20日(月曜日) 若葉台団地にて)】

CSPFC(右)へ交付決定通知書を手交

意見交換の様子

 高地局長からは、「若者や高齢者と言ったスマホ利用率の低い方々がスマートシティサービスにアクセス出来る環境を構築するなど、「だれ一人残されないスマートシティサービス」の実現により、地域課題の解決と地域活性化に期待します。」との発言がありました。

 関東総合通信局では、今後も補助事業による支援などを通じて、地域の課題解決に取り組んで参ります。

3 参考


連絡先
総務省 関東総合通信局
情報通信部情報通信振興課
担当:大江、安西
TEL:03-6238-1690

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