「彩の国さいたまICTコンテスト2024」は、公益社団法人埼玉県情報サービス産業協会が情報通信事業推進の啓発・普及活動の一環として、平成8年から開催しており、例年、児童・生徒から一般の方まで幅広い世代から応募がされています。
関東総合通信局では、本コンテストを平成20年から後援し、優秀な作品に関東総合通信局長賞を授与しています。
コンテストは、アイデア部門・プログラミング部門・ホームページ部門の3部門で募集が行われ、全体で183作品の応募があり、その中から26作品を対象に最終審査会が行われ、本表彰式において埼玉県知事賞をはじめとする23の賞を授与しました。
関東総合通信局長賞は、アイデア部門に応募された、大原簿記情報ビジネス専門学校大宮校 野原 海璃(のはら かいり)さん、金子 直哉(かねこ なおや)さん、小口 秀介(こぐち しゅうすけ)さん、齋藤 神流(さいとう かんな)さんの作品「視覚障害者の生活を支える」に決定し、関東総合通信局 情報通信連携推進課 課長 大江 武(おおえ たけし)から賞状を授与しました。
表彰式の様子
本作品は、視力や視野に障害がある方々の外出が人や物にぶつかるなどの危険が伴う状況等にあることから着想を得ています。このような方々が、「外出しやすい環境を作る」、「災害時の避難において冷静に判断・行動できる」こと等をサポートするため、ICT技術を活用し、「周辺地域の情報・状況の提供」、「避難場所までの最適なルートを提示」、「メガネにカメラ機能を搭載し危険を察知する」アプリを提案しており、バリアフリー社会に貢献する内容であることが高く評価されました。
関東総合通信局では、引き続き、地域におけるICTコンテスト等の支援を通じて、ICTに携わる若手人材の育成を図るとともに、ICTを活用した地域の課題解決や地域情報化の推進等に取り組んでまいります。