関東総合通信局 高地局長
安藤氏 講演の様子
小出氏 講演の様子
(質疑応答)
質問
総務省事業に申請する際には、事前の連絡や相談は必要なのか。
また、他機関の事業と並行して申請しても良いか。
回答
総務省事業の補助金申請については、事前の連絡や相談は不要である。他機関に係る補助金の複数申請については、他事業と並行して申請しても問題ないが、同一のものに対して複数事業からの補助金が重複支給されることは好ましい状況ではないため、最終的には1つの事業からの補助金を受ける形となる。
粂田氏 講演の様子
(質疑応答)
質問
プロジェクト推進型SBIRフェーズ1支援は、必ず社会実装まで到達しなければならないのか。実証段階で新技術の実装が困難と判明した場合、支援金の返還等は生じるのか。
回答
当初の目的の変更や実証を断念することもあるため、そのような場合には支援金の返還は生じない。ただし、フォローアップのため一定期間の追跡調査は必要となる。
辻本氏 講演の様子
(質疑応答)
質問
講演を通じ、GTIEは医療系分野が強いプラットフォームという印象を受けた が、全国9つあるプラットフォームごとに強い分野と弱い分野があるものなのか。また、プラットフォームごとに特徴はあるのか。
回答
融合領域を含むライフサイエンス分野は、大学発のスタートアップにおいて、共通に重要かつシェアの大きい分野であると感じている。全国のプラットフォームでは、参加している大学の地域特性や著名な研究者の存在・活躍等によって特徴が生じ得ると考えている。
飯塚氏 講演の様子
(質疑応答)
質問
起業にあたって、家族や所属研究室等へ、事前に相談等はしていたのか。
回答
家族にはあまり相談しておらず、特に、医学部に入学したにもかかわらず、スタートアップを目指していることもあり、家族は反対の立場だった。しかし、起業家万博における総務大臣賞等をはじめとした様々な実績を積むにつれ、賛成の立場に変化して応援してもらえるようになっていった。
概要
杉原氏のファシリテーターによる進行のもと、組織や立場の異なる3名のパネリストから、ディープテック・スタートアップの現状及び特徴と課題について、様々な意見や提案等の議論が行われました
[パネリストより発言(一部抜粋)]
安藤氏
ディープテック領域の人々は、技術を持っていることが最大の強みであり、その中でのチーム作りは非常に重要であると考えている。NICTとして力になれる部分があれば、引き続き積極的に支援していく。
飯塚氏
ディープテック・スタートアップの起業や経営は大変である一方で、何かを生み出した際の喜びや社会へのインパクトは大きいと考えている。ディープテック・スタートアップにこれから取り組む方もしくは現在取り組んでいる方は、新産業の創出や世界を次の時代に導く等の大きな志を持って取り組んでもらいたい。
辻本氏
The Engineというベンチャーキャピタルには” Tough Tech” という言葉がある。ディープ(深い知見)だけでなく、タフさ(打たれ強さ)も兼ね備えた技術を核に、生き残っていくことも大事だと考えている。スタートアップにおいて、打たれ強く生き残る人が少しでも増えていくような知見を発見していきたい。
ファシリテーター 杉原氏
パネルディスカッションの様子
セミナー修了後の参加者からのアンケート結果では、「ディープテックスタートアップについて概括的な理解が進んだ」「大学・研究機関からのディープテック・スタートアップの情勢や動向を伺うことができ有意義な時間でした」「立場の違う方々の講演だったのでいろいろな視点を伺えて良かった」などの感想が寄せられました。
関東総合通信局では、引き続き、イノベーションを創出し地域活性化や社会課題解決に貢献する研究開発型スタートアップ創出に向けて、ディープテック分野の起業家育成・支援に取り組んでまいります。