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【関東総通】e-コムフォKANTO

令和8年8月17日
関東総合通信局

「令和8年度 情報通信月間 特ラ機構 セミナー」の開催

 総務省関東総合通信局は、「令和8年度情報通信月間」の一環として、一般社団法人特定ラジオマイク運用調整機構との共催により、令和8年7月22日(水曜日)、令和8年度 情報通信月間参加行事 「特定ラジオマイクセミナー」を開催しました。
 本セミナーは、第1部(セミナー講演)、第2部(セミナー講演及びメーカー2社による実機展示・試聴体験)で構成され、54名の皆様にご参加いただきました。
 冒頭、一般社団法人特定ラジオマイク運用調整機構 渡邉 理事長及び関東総合通信局 内藤 局長から挨拶を行いました。

(一社)特定ラジオマイク運用調整機構 渡邉邦男 理事長 

(一社)特定ラジオマイク運用調整機構
渡邉邦男 理事長 

第1部

セミナー講演1 「特定ラジオマイクの高度化に向けた総務省の取組」

講師:総務省総合通信基盤局電波部移動通信課 田野正行 課長補佐

特定ラジオマイクの次世代化へ WMAS導入と900MHz帯活用に向けた制度整備が本格化

特定ラジオマイクのさらなる高度化に向けた取り組みとして、周波数利用効率を大幅に向上させる新たな無線音声伝送技術「WMAS(Wireless Multichannel Audio Systems)」の導入に向けた検討を2026年7月から開始したとの説明がありました。
あわせて、MCAサービス終了後に空く900MHz帯の周波数を特定ラジオマイク向けに新たに割り当てる検討も進められており、今後の制度化に向けた方針が示されました。

説明資料

総務省総合通信基盤局電波部移動通信課 田野正行 課長補佐

総務省総合通信基盤局電波部移動通信課 田野正行 課長補佐

第2部

セミナー講演2 「特定ラジオマイクの高度化「WMAS」の概要について」

講師:株式会社NHKテクノロジーズ ファシリティ技術本部システムソリューション部 岩田昭光 氏

WMASとは? 周波数利用効率を飛躍的に向上する新技術

 特定ラジオマイクの高度化技術として注目されるWMASについて詳しい説明がありました。
  WMASは、広帯域の電波を利用して複数のオーディオチャンネルを同時に伝送する無線システムです。従来方式と比較して周波数利用効率を3〜6倍向上できるほか、機器の省スペース化や運用管理の簡素化といったメリットが期待されています。
  欧米ではすでに導入が進みつつあり、日本国内でも技術検討や実証実験が進められています。講演では、WMASに関する国際規格や技術基準についても紹介され、制度整備に向けた最新動向が共有されました。

説明資料

株式会社NHKテクノロジーズ 岩田昭光 氏

株式会社NHKテクノロジーズ 岩田昭光 氏

セミナー講演3 「シュア・ジャパン株式会社による製品紹介」

講師:シュア・ジャパン株式会社 マーケット・デベロップメント部 井上直行 氏

シュア・ジャパンがWMAS対応の新機能を紹介

 「AXT Digital PSMシステム」と、その新機能であるWMASモードについて説明がありました。
 WMASモードでは、従来のナローバンド伝送に加え、800kHz及び400kHzの広帯域伝送に対応。これにより、多チャンネル運用が可能となるほか、電波環境が厳しい現場においても運用マージンの拡大が期待できます。
 また、ShowLinkによるリモートコントロール機能や空間ダイバーシティ技術など、運用効率や信頼性を高める各種機能についても紹介され、WMAS導入による具体的なメリットが示されました。

説明資料

シュア・ジャパン株式会社 井上直行 氏

シュア・ジャパン株式会社 井上直行 氏

セミナー講演4 「ゼンハイザージャパン株式会社による製品紹介」

講師:ゼンハイザージャパン株式会社 プロオーディオ 藤井宏幸 氏

ゼンハイザー「Spectera」が示す次世代ワイヤレスの可能性

 WMAS対応製品「Spectera」の紹介がありました。 「Spectera」は、世界初の双方向マルチチャンネル伝送デジタルワイヤレスエコシステムとして開発された製品です。1Uサイズのコンパクトな構成で最大64チャンネルのオーディオ伝送を実現し、最短0.7msの低遅延と24bit・96kHz非圧縮の高音質を両立しています。
 さらに、6MHz及び8MHzの広帯域WMASを活用することで周波数利用効率を大幅に向上。PCやAPIを活用した柔軟な制御・監視機能も備えており、今後はハンドヘルド送信機やST 2110対応製品の展開も予定されていることが紹介されました。

説明資料

ゼンハイザージャパン株式会社 藤井宏幸 氏

ゼンハイザージャパン株式会社 藤井宏幸 氏


 

セミナーの様子

セミナーの様子

シュア・ジャパン株式会社及びゼンハイザージャパン株式会社による実機展示・試聴体験

WMASの実力を体感

 講演後には、シュア・ジャパン株式会社及びゼンハイザージャパン株式会社によるWMAS対応機器の実機展示と試聴体験が行われました。
 参加者は従来のナローバンド方式と比較しながら、音質や伝送遅延の違いを実際に体験。WMASの概要説明と実機デモを通じて、その技術的な特長や今後の活用イメージへの理解を深める機会となりました。
 会場からは高い関心が寄せられ、次世代のワイヤレス音響システムとしてのWMASへの期待の高さがうかがえるセッションとなりました。

試聴体験の様子

試聴体験の様子

試聴体験の様子

連絡先
総務省 関東総合通信局
無線通信部 陸上第三課
担当:秋村、千葉
電話:03-6238-1780

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