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【関東総通】e−コムフォKANTO

平成30年3月8日
関東総合通信局

「関東地域の医療機関における電波利用推進協議会」の第2回会合を開催しました
(平成30年2月20日)

 関東総合通信局は、平成30年2月20日(火曜日)に、千葉スカイウインドウズ東天紅 東天B(千葉市)において「関東地域の医療機関における電波利用推進協議会」の第2回会合を開催しました。平成30年度も引き続き、医療機関において安心・安全に電波を利用するための活動を行っていきます。

開催概要

 近年、医療機関では、患者のバイタルデータ(血圧や脈拍、体温などの生体データ)を遠隔監視するための医療用テレメータなど、電波を利用する機会が増大するなか、電波による医療機器への影響や通信障害が生じるなど、トラブルの増加に直面しています。一方で、その原因や対策等に関する情報や対応可能な人材が不足していることから、安全に電波を利用することが可能な環境の整備が喫緊の課題となっています。
 このような課題に対応するため、学識経験者、関係省庁及び業界団体等で構成する電波環境協議会に設置された「医療機関における電波利用推進部会」における検討結果をもとに、「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」及び報告書が平成28年4月に策定されたことから、関東総合通信局では、この手引きの周知啓発を含めた、医療機関における安全な電波利用方策の普及促進を図るため、医療機関や関係機関との連携のもと、「関東地域の医療機関における電波利用推進協議会」を平成29年9月27日に設立し、取り組みをすすめています。

この間の総務省の取り組み

 会合では、関局長の開会挨拶に始まり、新たな構成員として武末文男氏(厚生労働省関東信越厚生局健康福祉部医事課長)、星野惠美子氏(公益社団法人千葉県看護協会会長)を選出しました。
 議事では、まずはじめに、加納座長から平成29年12月7日に行われた「医療機関における安心・安全な電波利活用促進シンポジウム」の報告が行われました。


 
関局長
座長
 
 続いて、平成29年度の総務省事業である、「モデル病院における電波環境実測結果」について事務局より説明し、病院における医用テレメータ、無線LAN及び携帯電話の電波状況について意見交換を行いました。
 また、一般社団法人神奈川県臨床工学技士会の協力を経て実施した、「病院内における医療機器の電波環境に関するアンケート」の取りまとめ結果について事務局より説明し、手引きの認知率や病院での電波管理状況を参考に、今後の活動計画に反映させていくこととしました。

平成30年度活動計画

 これらの報告を受けて、平成30年度活動計画の承認を行いました。活動計画では(1)医療機関における電波利用のグッドプラクティス及びヒヤリハット事例の把握を引き続き行うこと、(2)医療関係者を対象とした「医療分野における電波の安全性に関する説明会」を7月と2月に開催すること、(3)独自に作成したリーフレットなどを活用して、「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」の周知を進めること、(4)協議会の構成員の団体において、電波の安全性に関するセミナー、講習会等を実施すること、(5)その他、最新施策の情報共有を行うことの5つの柱で取り組みを進めていくこととしています。
 
会合の様子

病院内での電波の利活用事例の紹介

 病院内での電波のトラブルを解決するだけでなく、利活用も大きな課題であることから、例として、院内の通信環境の整備を前提として利用できる、他言語音声翻訳アプリ「VoiceTra」を事務局より紹介しました。

次回会合

 次回(第3回)会合は7月に開催することとしており、それまでに活動計画で示した各種取り組みを具体化していきます。

連絡先
総務省関東総合通信局
電波監理部電波利用環境課
担当:渡辺、浜崎
電話:03-6238-1800

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