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【関東総通】e−コムフォKANTO

平成30年8月22日

「関東地域の医療機関における電波利用推進協議会」の第3回会合を開催しました
(平成30年7月26日)

 関東総合通信局(局長:黒瀬 泰平)は、平成30年7月26日(木曜日)に、「関東地域の医療機関における電波利用推進協議会」の第3回会合を開催しました。平成30年度も引き続き、医療機関において安心・安全に電波を利用するための活動を行っていきます。

開催概要

 近年、医療機関では、患者のバイタルデータ(血圧や脈拍、体温などの生体データ)を遠隔監視するための医用テレメータなど、電波を利用する機会が増大するなか、電波による医療機器への影響や通信障害が生じるなど、トラブルの増加に直面しています。一方で、その原因や対策等に関する情報や対応可能な人材が不足していることから、安全に電波を利用することが可能な環境の整備が喫緊の課題となっています。
 このような課題に対応するため、学識経験者、関係省庁及び業界団体等で構成する電波環境協議会に設置された「医療機関における電波利用推進部会」における検討結果をもとに、「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」及び報告書が平成28年4月に策定されました。関東総合通信局では、この手引きの周知啓発をはじめとした、医療機関における安全な電波利用方策の普及促進を図るため、医療機関や関係機関との連携のもと、「関東地域の医療機関における電波利用推進協議会」を平成29年9月27日に設立し、取り組みをすすめています。
 

(写真:会合の模様)

会合の内容

 会合では、黒瀬局長の開会挨拶に始まり、平成30年度も引き続き、座長に加納構成員(滋慶医療科学大学院大学医療管理学研究科教授)、座長代理に高倉構成員(医療法人鉄蕉会亀田総合病院医療技術部ME室長)を選出しました。その後、協議会会則改正(案)の承認と構成員の変更の確認(別紙PDF参照)を行いました。
 議事では、はじめに、医療機関におけるグッドプラクティスの紹介として大原構成員(筑波大学付属病院病院長補佐医療情報経営戦略部長)より、国立成育医療センター病院を一から造られた際の事例と、筑波大学病院での既存施設への医療機器導入時の事例の紹介が行われました。
 続いて、グッドプラクティス及びヒヤリハット事例の全国取りまとめの結果を事務局より説明し、村木構成員(フクダ電子株式会社品質保証本部顧問)から医用テレメータ用アンテナの保守点検の必要性について説明を受けました。
 

(写真左:黒瀬局長、写真中央:大原構成員、写真右:村木構成員)

平成30年度活動計画の補強

 次に事務局から、医療分野における電波の安全性に関する説明会について、今年度より各種認定ポイントの付与対象に位置付けられたことの紹介、及び電波環境協議会で作成した周知啓発動画、ならびにe-Learning教材について紹介するとともに、積極的な周知を行っていく旨の提案を行いました。
 また、平成30年度活動計画の補強として、医療分野における電波の安全性に関する説明会の追加開催、グッドプラクティスやヒヤリハット事例の更なる把握、及び協議会で独自に作成したリーフレット(別紙PDF参照)の積極的な配布を提案し、了承されました。

最新システムの動向の紹介

 最後に、前回の協議会会合で議論対象になった1.9GHz帯の院内PHSの代替手段となる「sXGPシステム」の概要について、ビー・ビー・バックボーン社より紹介がありました。

次回会合

 次回(第4回)会合は平成31年2月に開催することとしており、それまでに活動計画で示した各種取り組みを具体化していきます。

連絡先
総務省関東総合通信局
電波監理部電波利用環境課
担当:渡邉 金子
電話:03-6238-1800

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