【関東総通】e−コムフォKANTO

平成30年9月7日
関東総合通信局

I・TOP横浜オープンフォーラムに参加

 横浜市では、横浜の経済の強みである「ものづくり・ICT産業の集積」を生かし、IoT等(ビックデータ解析、AI、ロボット等)を活用したビジネス創出に向け、業種や企業規模の枠組みを超えたIoTビジネスを目指すプレーヤーの「連携」実践の場として「IoTオープンイノベーション・パートナーズ(I・TOP横浜)」を昨年度に立ち上げました。本年7月23日(月曜日)に開催された「I・TOP横浜オープンフォーラム」では、これまでに実施された様々な取組の成果と「I・TOP横浜セカンドステップ」の発表が行われ、総務省関東総合通信局長 黒瀬泰平が来賓として挨拶を致しました。

【開会の挨拶】

 開会にあたり、主催者である横浜市から、市長 林文子氏に代わり、副市長 渡辺巧教氏によるご挨拶がありました。冒頭で「I・TOP横浜」にご参加いただいた関係者へのお礼を述べられた後、昨年の立ち上げから1年が経過した現在、300を超える企業等の参画がある旨の説明がありました。また、「I・TOP横浜」発足後は、地域交通課題解決を目指した「自動運転プロジェクト」や、生活空間・住空間での問題解決を目指した「未来の家プロジェクト」などの様々な取組が実施されていることや、今年度はその取組をステップアップさせ更なる発展を促進していく旨を表明されました。
 
 横浜市 渡辺副市長
(横浜市 渡辺副市長)

【来賓の挨拶】

 渡辺副市長の挨拶に続き、黒瀬局長が挨拶を述べました。黒瀬局長からは、本日の関係者のご尽力への敬意を表した後、政府においても昨年末に「新しい経済政策パッケージ」を決定し、2020年までの3年間を生産性革命・集中投資期間として、様々な施策を講じていく旨を紹介しました。
 また、横浜市の先駆的な取組が全国的に発展し、様々な課題解決につながることへの期待を込め、挨拶を結びました。
 続いて経済産業省商務情報政策局 情報技術利用促進課 企画官 大西啓仁氏から、北海道北見市よりテレワーク環境(テレビ電話)にてご挨拶がありました。まず、「I・TOP横浜」一周年に対する祝意と、参画団体および関係者の皆様にお礼を述べられ、経済産業省では、IoTを活用した「Connected Industries」を実現していくため官民での取組を進めており、横浜市の取組が成功することを期待している旨を述べられました。
 
関東総合通信局 黒瀬局長

(関東総合通信局 黒瀬局長)

経済産業省 大西企画官

(経済産業省 大西企画官)

【基調講演】

 続いて、慶應義塾大学 大学院政策・メディア研究科委員長 環境情報学部教授 村井純氏から「インターネット前提社会」の演目で講演がありました。その中で、横浜の地で「I・TOP横浜」が発足したことの意義や、総務省と経済産業省がIoTに関して密接に連携していることについて説明がありました。また、自動車にインターネットをつなぐなどの以前からの取組や、最近の傾向からプライバシー対策として個人情報保護法などの法整備が整ってきていることについて説明がありました。
 次に、横浜市経済局長 林琢己氏から、「I・TOP横浜セカンドステップ」の演目で講演がありました。「I・TOP横浜」が発足してからの様々な取組についての説明があり、中でも「未来の家プロジェクト」では実験を行うたびに参加企業が増えているなど、取組に対する企業の関心の高さが覗えました。また、発足2年目をむかえ、これまでの実績やまちづくりを含めた展望について説明があり、企業の皆様に積極的な参加を呼びかけ、講演の結びとしました。

 
 慶應義塾大学 村井教授

(慶應義塾大学 村井教授)

 (横浜市経済局 林局長)

(横浜市経済局 林局長)

 

会場の様子
(会場の様子)

 全体講演では約500名、分科会では延べ1000名の方のご来場がありました。

連絡先
総務省関東総合通信局
情報通信部 情報通信連携推進課
担当者:高田、田上
電話:03-6238-1680

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