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報道資料

令和7年2月14日
関東総合通信局

茨城県水戸市いっせい防災訓練において臨時災害放送局用設備の試験運用を実施

 総務省関東総合通信局〔局長:高地 圭輔(たかち けいすけ)〕は、茨城県水戸市役所及び水戸コミュニティ放送株式会社(FMぱるるん)との共催により、「令和6年度水戸市いっせい防災訓練」において、臨時災害放送局用設備を用いたデモンストレーション(実験試験局の運用)を行ないます。
 当日は、FMぱるるんの協力を得て、ラジオ放送番組のような形式でデモンストレーションを実施する予定であり、高橋 靖(たかはし やすし)水戸市長にも実際の放送試験に参加いただき、直接市民に呼びかけを行なうほか、実際の災害発生時を想定した放送訓練を実施します。

1 日時

令和7年2月18日(火曜日)9時00分から11時15分まで
(ラジオ番組形式での運用は10時から11時15分まで)

2 会場

水戸市役所(茨城県水戸市中央1-4-1)

3 実施内容

 臨時災害放送局用設備のデモ(実験試験局の運用)

 臨時災害放送局とは、災害時に地方公共団体等が被災住民への情報伝達のため、臨時に開設することができる超短波(FM)放送局です。今回はFMぱるるんと共同で臨時災害放送局用設備を用いて実際に電波発射して、放送試験を実施します。
  ア 周波数 78.8MHz
  イ 空中線電力 50W
  ウ 運用時間 9時00分から11時15分まで(予定)
  エ 聴取エリアの目安 水戸市及び周辺自治体の一部

 通常の放送では、特定の市区町村内をカバーするかたちで放送エリアを設定しますが、有限希少な電波を効率的に利用するためには、放送を共同で運用することも有効な方策の一つです。
 水戸市は平野部に位置しており、比較的電波が飛びやすく、近隣自治体も生活圏が近いため、それぞれの地域住民が1つの避難場所に滞在することも想定されます。
 今回の放送試験では、水戸市役所のご協力の下、周辺自治体の(一部)地域も放送対象エリアに含めたかたちで電波を発射することを予定しております。
 これにより、災害発生後の混乱期に地方公共団体職員の負担を少しでも軽減しつつ、携帯電話やインターネット回線が復旧するまでの間であっても、地域住民へラジオを通じたきめ細やかな情報提供等が有効かどうかを検証するため、当日は、ひたちなか市役所、大洗町役場、茨城町役場、那珂市役所、東海村役場、城里町役場の各ご担当にも実際にそれぞれの地域において、放送試験の聴取にご協力いただく予定です。

(電波伝搬想定エリア)

 電波伝搬想定エリア

 エリア図の解説

※上記はあくまでもシミュレーションであり、実際の電波伝搬とは異なる可能性があります。
 

 また、水戸市役所からの電波を直接受信出来ない地域の方又は遠隔地に避難された方等に対しても情報伝達を行なうことを想定して、一般社団法人日本コミュニティ放送協会(JCBA)が運営する「JCBAインターネットサイマルラジオサイト」別ウィンドウで開きます(以下の二次元コードも参照ください)において、当日の放送を同時配信します。

二次元コード

4 留意点

・訓練内容の詳細にはついては、茨城県水戸市役所ホームページ別ウィンドウで開きますをご確認ください。
・当日の状況等により、予告なく電波発射を変更・中止することがあります。
関東総合通信局の災害対策支援
 

連絡先
総務省関東総合通信局
放送部放送課
担当:橋、大矢
電話:03-6238-1700

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