臨時災害放送局用設備のデモ(実験試験局の運用)
臨時災害放送局とは、災害時に地方公共団体等が被災住民への情報伝達のため、臨時に開設することができる超短波(FM)放送局です。今回はFMぱるるんと共同で臨時災害放送局用設備を用いて実際に電波発射して、放送試験を実施します。
ア 周波数 78.8MHz
イ 空中線電力 50W
ウ 運用時間 9時00分から11時15分まで(予定)
エ 聴取エリアの目安 水戸市及び周辺自治体の一部
通常の放送では、特定の市区町村内をカバーするかたちで放送エリアを設定しますが、有限希少な電波を効率的に利用するためには、放送を共同で運用することも有効な方策の一つです。
水戸市は平野部に位置しており、比較的電波が飛びやすく、近隣自治体も生活圏が近いため、それぞれの地域住民が1つの避難場所に滞在することも想定されます。
今回の放送試験では、水戸市役所のご協力の下、周辺自治体の(一部)地域も放送対象エリアに含めたかたちで電波を発射することを予定しております。
これにより、災害発生後の混乱期に地方公共団体職員の負担を少しでも軽減しつつ、携帯電話やインターネット回線が復旧するまでの間であっても、地域住民へラジオを通じたきめ細やかな情報提供等が有効かどうかを検証するため、当日は、ひたちなか市役所、大洗町役場、茨城町役場、那珂市役所、東海村役場、城里町役場の各ご担当にも実際にそれぞれの地域において、放送試験の聴取にご協力いただく予定です。
(電波伝搬想定エリア)
※上記はあくまでもシミュレーションであり、実際の電波伝搬とは異なる可能性があります。
また、水戸市役所からの電波を直接受信出来ない地域の方又は遠隔地に避難された方等に対しても情報伝達を行なうことを想定して、一般社団法人日本コミュニティ放送協会(JCBA)が運営する「JCBAインターネットサイマルラジオサイト」(以下の二次元コードも参照ください)において、当日の放送を同時配信します。