報道資料
令和3年1月25日
近畿総合通信局
工場における目視検査の自動化や遠隔からの品質確認の実現へ
−住友商事株式会社にローカル5Gの実験試験局を免許−
近畿総合通信局(局長:野 潔(こうの きよし))は、住友商事株式会社(代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭 誠之(ひょうどう まさゆき))から申請されたローカル5Gの実験試験局6局に対して、本日免許を付与しました。
住友商事株式会社の関連会社であるサミットスチール株式会社の大阪工場では、製品である金属鋼板の製造工程において、鋼板表面のキズ検査を目視作業で行っています。しかしながら、同作業は熟練技術を要し、労働環境改善や自動化による製造オペレーションの効率化が課題となっています。
住友商事株式会社は、5G技術による実験試験局を工場棟に設置し、8Kラインカメラで撮影した高精細画像とAIを活用した製品の外観自動検査に関する実証を行います。さらに、4Kビデオカメラで撮影した映像を用いた遠隔からの品質確認や判断・指示等の業務支援に関する実証を行います。
これらの実証を通じて、有効性の検証やローカル5Gの性能評価などを実施し、課題解決や実証成果の普及に向けた検討を行います。
本件は、総務省における令和2年度「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」として採択され、工場分野におけるユースケースとして実施されます。
【無線局の概要】
免許人 |
住友商事株式会社 |
無線局の種別及び局数 |
実験試験局 6局 |
常置場所 |
大阪府大阪市此花区 |
周波数帯 |
4.8GHz帯 |
【関連報道発表】
・令和2年度「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」における実証内容の決定(令和2年10月16日)
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