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「九州ICTシンポジウム2015」を開催しました

 九州総合通信局(局長:丹代 武)は、一般社団法人九州テレコム振興センター(KIAI)と共催により、平成27年11月9日に福岡市において、「人・モノ・コトと知性」を繋ぎ、新たな価値を創出する「IoT」(Internet of Things)をテーマとして「九州ICTシンポジウム2015」を開催しました。
 ICTの役割は、従来の電気通信のように「人と人」を繋ぐ手段から、ブロードバンドの発展により「人と情報」を繋ぐ手段へ発展してきました。
 今後、ICTは様々な分野・業界において「人・モノ・コトと知性」を繋ぎ、新たな価値を創出するものに発展していくと期待されています。
 本シンポジウムでは、ICTの最先端であるIoTに取り組まれている方々から動向及び課題について紹介いただくとともに、今後の新たなIoTの利活用の展望について、幅広く議論を行いました。
(下の写真は丹代九州総合通信局長の挨拶の様子)

丹代九州総合通信局長

【基調講演】「新たな情報通信技術戦略とIoT」 
総務省 情報通信国際戦略局 通信規格課 企画官 山口 修治

 我が国の経済を再生し、持続的に発展させていくための総務省の取組について講演がありました。 「新たな情報通信技術戦略の在り方」について情報通信審議会に諮問したところ、中間答申で技術の更なる高度化による新たなIoT活用(IoT2.0)の実現への期待が示されていました。そこで、総務省での産学官連携によるIoT推進体制の構築などについて説明がありました。
(下の写真は山口企画官の基調講演の様子)

山口企画官

【講演】「コマツにおけるICT活用事例」
〜KOMTRAX、AHS、ICT建機、スマートコンストラクション〜
コマツ CTO室 技術イノベーション企画部主幹 高野 史好 氏

 コマツの生産改革について講演がありました。コマツではICTの活用により生産から販売までの全ての工程がリアルタイムに連携・循環する「つながる化」を目指すことで、これまでに無い新たな生産改革に着手しています。
 IoTで見える化した様々な情報の「つながる化」をコンセプトに加えることで、安全性、生産性の飛躍的向上を図っており、また、市場情報を工場に直結化し、顧客の課題解決に工場が積極的に関与していく生産体制の構築を進めています。
(下の写真は高野氏の講演の様子)

高野氏

【パネルディスカッション】

 「IoTがもたらす将来展望について」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
 IoTの最先端の利活用事例の紹介や今後の新たなIoTの利活用について、また、人材の育成の必要性、さらに、IoT社会の到来に対応したセキュリティの必要性等について議論が行われました。
 
<コーディネーター>
・九州工業大学  副学長 尾家 祐二 氏

尾家氏

<パネリスト>
(写真左から)
・情報通信国際戦略局 山口 修治 企画官
・コマツ CTO室  高野 史好 氏
・NTTアド 九州支店 藤田 知子 氏

パネリスト

【お問合せ先】情報通信部情報通信連携推進課 096-326-7314

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