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「電波の安全性に関する説明会」を大分で開催

 九州総合通信局(局長:丹代 武)は、平成27年12月2日(水)、大分市において「電波の安全性に関する説明会」を開催し、65名の参加がありました。この説明会は、より安全に、より安心して電波を利用するために、一般の方を対象に電波の安全性について正しく理解していただくことを目的に、平成16年度から開催しています。
 九州総合通信局の萩本猛電波監理部長が主催者挨拶にひきつづいて、「電波の安全性に関する総務省の取り組み」と題して講演し、電波が安心して使えるように国際的な基準に沿って電波を規制していることや、ペースメーカ等医療機器への影響を防止するための指針を常に改定し、医療機関において携帯電話等が原則使用可能となったことや、電車内などでも携帯電話の使用が緩和されたことなど、総務省のこれまでの取り組みについて映像を用いながら説明いたしました。
 
(萩本猛電波監理部長)

萩本猛電波監理部長

 つづいて講演2では、情報通信研究機構電磁波計測研究所の和氣加奈子主任研究員から「電波防護指針の根拠と測り方」をテーマに、工学的な観点から電波が人体へ与える影響に関する基礎的な話や、電波防護指針を満足することで安全な電波利用が可能なことについて、電波が小児や胎児に悪影響を及ぼす証拠はないことなど最近の研究の話題も交えながら解説していただきました。
 
(和氣加奈子主任研究員)

情報通信研究機構電磁波計測研究所の和氣加奈子主任研究員

 休憩を挟んだ後、講演3として埼玉医科大学保健医療学部医用生体工学科の加納隆教授から、昨年8月に公表された「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針」について、策定に至る背景や医療機器等への影響調査の内容のほか、医療における情報通信技術の向上が患者の安全性の向上にもつながることなどを分かりやすく解説いただきました。
 
(加納隆教授)

埼玉医科大学保健医療学部医用生体工学科の加納隆教授

 九州総合通信局では、安全で安心な電波利用環境を確保し、電波の安全性に関する正しい知識を普及するため、今後も説明会を開催してまいります。
お問い合わせ先:電波利用環境課(096-312-8251)

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