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「電波利活用セミナー2016 〜小電力無線が支えるIoT社会〜」を開催しました

 九州総合通信局(局長:丹代 武)は、電波の利活用の促進による地域作りに資することを目的として、平成28年6月17日(金)に福岡市において「電波利活用セミナー2016」を開催し、105名の参加がありました。このセミナーでは「小電力無線」の動向を中心に3名の講師の方にご講演をいただき、併せて昨年度当局が開催した調査検討会の成果発表を行いました。

【基調講演】

 総務省総合通信基盤局電波部 中沢淳一移動通信課長から、「ロボット・IoTにおける電波利用の高度化など最新の電波政策について」と題して、ロボットにおける電波の利用事例や高度化に向けた今後の制度整備、IoTにおける電波利用の動向及び新たなモバイルサービスの実現に向けた取組等最新の電波政策について講演を行いました。
 
<総合通信基盤局電波部 中沢淳一移動通信課長>

総合通信基盤局電波部 中沢淳一移動通信課長

【講演1】

 佐賀大学大学院 新井康平名誉教授から、「ドローンの動向と農業への活用」と題し、ドローンに関する法律、ビジネス、海外での状況や性能比較等の最新の動向及びドローン画像を併用した営農システムについてご講演いただきました。
 
 <佐賀大学 新井康平名誉教授>

佐賀大学 新井康平名誉教授

【講演2】

 九州電力株式会社情報通信本部 本田健一スマートグリッド通信グループ長から、「電気事業におけるICT利活用について〜スマートメーターとスマートグリッド通信〜」と題し、スマートメーターや電力供給における無線ネットワークの役割と具体例及びスマートグリッド通信の取組についてご講演いただきました。
 
<九州電力(株) 本田健一スマートグリッド通信グループ長>

九州電力(株) 本田健一スマートグリッド通信グループ長

【成果発表】

 最後に九州総合通信局 浦本拡揮無線通信部長から「小電力無線システムの高度化に関する調査検討〜地域コミュニティ無線の技術的条件等〜」と題し、独居老人の見守りや徘徊老人等の位置確認ができ、地域のコミュニケーションにも利用できる、150MHz帯の特定小電力無線を利用した「地域コミュニティ無線」について、昨年度当局が開催した調査検討会の成果報告を行い、併せて「平成28年熊本地震」における当局の取組を紹介しました。
 
<講演の模様>

セミナーの様子

 九州総合通信局は広く電波利活用を促進するため、今後もセミナーを開催するとともに、「地域コミュニティ無線」など電波を利活用したシステムの普及に努めてまいります。
お問合せ先:企画調整課 096-326-7890

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