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「平成28年度地域ICT利活用普及促進セミナーin熊本」を開催

 九州総合通信局(局長:宮本 正)は、平成29年2月15日(水)、市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)大会議室において、「ICT利活用普及促進セミナーin熊本」を開催しました。
 このセミナーは、先進事例を紹介することにより、それぞれの地域における様々な課題解決に役立ていただくことを目的に毎年開催しているもので、今回は、事例の紹介4件、総務省の施策説明、パネルディスカッションを行いました。
 
【事例紹介】

(事例1)

 特定非営利活動法人地域情報化モデル研究会米田氏から「観光分野におけるオープンデータ活用」と題し、太宰治の生家のある奥津軽地方など青森県下の観光スポットを検索するだけで移動ルートを自動で作成できるMyルートガイドや公共団体から提供された観光情報をオープンデータとして民間で活用する取組を紹介いただきました。
 
《非営利活動法人地域情報化モデル研究会 米田氏》

《非営利活動法人地域情報化モデル研究会 米田氏》

(事例2)

 NECソリューションイノベータ株式会社の村田氏から「農業分野におけるICT活用の可能性」と題し、これまでのセンサー等を活用したデータ収集、見える化の取組を踏まえ、4定(定時、定量、定品質、定価格)を実現するための営農支援指導システム、匠の技を伝える農業技術学習(AI学習)支援システムを紹介いただきました。
 
《NECソリューションイノベータ株式会社 村田氏》

《NECソリューションイノベータ株式会社 村田氏》

(事例3)

 株式会社ウェルモの鹿野氏から「社会資源プラットフォームミルモシリーズ」と題し、閉鎖的になっている介護福祉業界の情報を可視化することでプラットフォームを構築し、ミルモタブレットを利用し、介護事業所の情報をケアマネージャー経由で利用者へ提供することで選べる介護を実現可能としたシステムを紹介いただきました。

《株式会社ウェルモ 鹿野氏》

《株式会社ウェルモ 鹿野氏》

(事例4)

 福岡市市長室広報戦略室広報課の白木氏から『福岡市無料公衆無線LANサービス「Fukuoka City Wi−Fi」』と題し、サービス概要、事業拡大・継続の方策として県域を越えた認証連携の実現、情報バナーを活用した広告事業の展開、情報発信力の強化に向けた民間会社との連携協定締結等について紹介いただきました。

《福岡市市長室広報戦略室広報課 白木氏》

《福岡市市長室広報戦略室広報課 白木氏》

【施策説明】
 総務省情報流通行政局情報流通振興課高田統括補佐から「地域IoTの実装推進に向けて」と題し、昨年9月に立ち上げたタスクフォースの概要、実装推進のためのロードマップ、今後の総務省の取組について説明がありました。

《総務省情報流通行政局情報流通振興課 高田統括補佐》
 

 

《総務省情報流通行政局情報流通振興課 高田統括補佐》

【パネルディスカッション】
 コーディネーターの鹿児島大学教授升屋氏と講師4名によるパネルディスカッションを行い、パネリストから事業実施に当たって苦労した内容、事業実施に当たって大事なこと、事業継続に当たっての留意事項、人材の育成及び活用方法が披露されるなど、ICTを活用した地域課題解決のための討論を行いました。

《パネルディスカッションの様子》

《パネルディスカッションの様子》

 本セミナーには、国の機関、自治体、電気通信事業者等から75名の参加があり、熱心に聴講されていました。今後とも、九州総合通信局では地域課題解決のためのセミナーを開催してまいります。
 

お問合せ先:情報通信振興課(096-326-7825)

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