九州総合通信局は、1月25日(木)に佐賀市において「電波の安全性に関する説明会」を開催し、一般の方々をはじめ、病院、自治体、電気通信事業者、放送事業者の方々など様々な分野から54名の参加をいただきました。
この説明会は、電波がスマートフォンや無線LANなどの普及により身近でなくてはならない存在になっている一方で、人体に好ましくない影響を与えるのではないかという不安の声も聞かれることから、電波の性質や安全性について正しい理解を深めていただくために、平成16年から、九州各地で毎年開催しているものです。
説明会では、始めに九州総合通信局福田電波監理部長から開催趣旨説明を行い、続いて北海道大学名誉教授の野島俊雄氏から「電波による生体影響の研究と健康リスク」と題して講演をいただきました。講演では、身の回りの電波について、人体への安全性を確保するためにどのような考え方で、どのように研究されているのかといった観点から、基本的な考え方や根拠となる研究調査の結果などわかりやすく説明されました。
〈野島名誉教授の講演の様子〉