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「平成29年度地域ICT/IoT実装推進セミナーin熊本」を開催

 九州総合通信局は、平成30年2月20日(火)、KKRホテル熊本において、「平成29年度地域ICT/IoT実装推進セミナーin熊本」を開催し、各団体、企業等から63名の参加をいただきました。
 このセミナーは、地域におけるICTの利活用やIoTの実装に当たって、先進事例等を紹介することにより、それぞれの地域の課題解決や活性化に役立てていただくことを目的に毎年開催しているもので、今回セミナーでは、総務省及び内閣官房の施策説明、3件の取組事例の紹介とパネルディスカッションを行いました。
 
<セミナーの様子>

〈セミナーの様子〉

【施策説明1】
「ICT/IoT実装に向けた総務省の取り組み」
総務省 情報流通行政局 地域通信振興課 課長補佐(総括) 前田 京太郎
 
 IoT、ビッグデータ、AIの活用推進に関する政府全体の動向や、地域IoTタスクフォースから提言された実装推進のためのロードマップ(改定)の全体像、今後の総務省の取組について説明がありました。
【施策説明2】
「官民データ活用の全国展開に向けて」
内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室 参事官補佐 岩坪 慶哲 氏

 地方公共団体における官民データ活用推進計画策定に向けて、計画の基本的な考え方や計画策定の手引・雛形の全体像について紹介があり、地方における官民データ活用と情報化推進の事例の紹介など、取組とその効果等について説明をいただきました。
【事例紹介1】
「G空間情報を活用した市町村向け防災システム(G空間地域防災システム)の実装について」
国際航業株式会社 九州支社 企画グループ長   進 啓俊 氏
 
 G空間技術を活用した地域連携型防災まちづくり事業として、熊本県人吉市での取組や地域IoT実装推進事業として横展開されている福岡県糸島市での取組状況について紹介いただきました。
 取組事例では、必要となる市町村向けの防災機能を基に、クラウド利活用のイメージとして、(1)九州地理空間情報ポータル、(2)G空間情報収集システム、(3)防災支援システムの概要について紹介いただきました。
【事例紹介2】
「オープンデータを活用した官民協働サービス」
公益財団法人九州先端科学技術研究所
オープンイノベーション・ラボ シニア・イノベーション・アーキテクト  東 富彦 氏
 
 官民データ活用推進基本法制定のもと、オープンデータの先進的取組やビッグデータ&オープンデータ研究会in九州(BODIK)の活動状況等について紹介いただきました。
 取組事例では、自治体がオープンデータに取り組む際の課題や、共通フォーマットでのデータ公開、オープンデータカタログサイトの共同利用などBODIKの取組を中心に紹介いただきました。
【事例紹介3】
「ICTを活用した健康先進都市の実現(地域包括ケア情報プラットフォーム)」
福岡市保健福祉局政策推進部政策推進課ICT活用推進係長      中田 和広 氏
 
 「ICT地域活性化大賞2016」において奨励賞を受賞した福岡市「地域包括ケア情報プラットフォーム」の構築の経緯や全体構成について紹介いただきました。
 取組事例では、ICTを活用した地域包括ケアシステムを支える情報通信基盤((1)データ集約システム、(2)データ分析システム、(3)在宅連携支援システム、(4)情報提供システム)の各システムの機能、分析、画面イメージについて紹介いただきました。
【パネルディスカッション】
 コーディネーターの鹿児島大学教授升屋正人氏と事例紹介をいただいた講師3名によるパネルディスカッションを行い、パネリストから事業に取り組んだ際に苦労された点や、地域社会におけるICT/IoTの実装を進める上で大事なことなど、成功事例に共通する経験談を通じ地域課題解決のための討論を行いました。
 
<パネルディスカッションの様子>

〈パネルディスカッションの様子〉

 九州総合通信局では、様々な地域課題を解決するため、地域における効率的で効果的なICTの利活用やIoTの実装を推進してまいります。

お問合せ先:情報通信振興課(096-326-7825)

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