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「放送コンテンツセミナー」を開催しました

 九州総合通信局は、平成30年4月25日(水)、福岡市において、一般社団法人九州テレコム振興センター(KIAI)との共催により「放送コンテンツセミナー」を開催しました。
 本セミナーは、九州電波協力会の協賛並びに一般社団法人九州経済連合会及び一般社団法人九州観光推進機構の後援を受け、約60名の参加がありました。
 
<セミナーの様子>

セミナーの様子

 総務省では、放送事業者が他分野・他産業、地方公共団体等の関係者と幅広く協力・連携して、「クールジャパン戦略」「地方創生」等に資する放送コンテンツの企画・制作、海外展開する取組を強化・支援しています。本セミナーは放送コンテンツの海外展開に関する認識や理解を深め、九州における取組を強化・支援することを目的として開催したものです。
 
 はじめに、総務省及びBEAJ(一般社団法人放送コンテンツ海外展開促進機構)の担当者からそれぞれの施策について説明がありました。
 
〇総務省  「放送コンテンツの海外展開の最新の取組について」
  情報通信作品振興課   田村 智照

〇一般社団法人放送コンテンツ海外展開促進機構(BEAJ)  「BEAJの概要及び事業の紹介」
  事務局   前田 秀二  氏
 
 施策説明の後、平成29年度「放送コンテンツ海外展開助成事業」に採択され事業に取り組んだ4事例についてそれぞれの放送事業者から紹介がありました。
 
〇事例1  「とんこつラーメンで北部九州の魅力発信!」
  九州朝日放送株式会社 地域企画部 部長   花田 明男  氏
 ※とんこつラーメンを切り口に、タイ在住の日本人俳優が番組ナビゲータとなり九州北部をキャンピングカーで巡るシリーズを展開。観光や食の情報を放送や連携イベント等によりタイに発信し、インバウンド効果を図る取組を紹介。
 
〇事例2  「サガテレビ版アニメツーリズムの可能性について 〜放送コンテンツ海外展開助成事業を振り返って」
  株式会社サガテレビ 東京支社営業部 主任   桑鶴 知幸  氏
 ※アニメやドラマ・映画のロケ地となった舞台を実際に訪れ、実際のシーンと似た写真を撮ったり、登場人物と同じ行動をとることで番組の追体験を行う。
   こうしたアニメツーリズムを通して、佐賀県唐津市をモデルにした旅番組のインドネシアやシンガポールにおける放送やイベントの取組を紹介。
 
〇事例3  「It’s NOW time for KUMAMOTO 〜食べる!遊ぶ!泊まる!復興元年創生プロジェクト〜」
  株式会社テレビ熊本 報道編成制作局次長   徳永 幹男  氏
 ※台湾の有名女優をリポーターに、熊本県内各地(熊本・阿蘇・天草・人吉球磨)の観光や食の情報、熊本弁講座、熊本地震の復旧・復興の様子を放送や連携イベント等により台湾に発信し、インバウンド効果を図る取組を紹介。
 
〇事例4  「4Kで挑戦する海外展開3年間の取り組み 〜タイ、台湾、香港、ベトナムでの展開」
  大分朝日放送株式会社 経営企画室 副部長   橋本 英子  氏
 ※“美しい日本”を意識して“4Kの美しさ”を通じた撮影、編集による観光地、温泉、グルメなど大分、九州の魅力の紹介。また、インバウンド用「湯浴み着」の展開など、タイ、台湾、香港、ベトナムでの放送やイベント及び海外展開3年目におけるより事業を自走化へ近づける取組を紹介。
 
 セミナー終了後には、事業形成にかかるノウハウや海外展開事例等について、関係者間で熱心な意見交換が行われました。
 九州総合通信局では、引き続き放送コンテンツを制作する民間事業者等と、他分野・他産業、地方公共団体等の関係者と幅広く協力・連携して、放送コンテンツの制作、海外展開に向けた取組を促進してまいります。
 
お問合せ先:情報通信連携推進課 096-326-7314

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