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【平成30年度情報通信月間行事】
「電波利活用セミナー2018」−IoT時代におけるLPWAの魅力と可能性−を開催しました

  九州総合通信局は、一般社団法人九州テレコム振興センターとの共催により、平成30年6月6日(水)に福岡市において「電波利活用セミナー2018」を開催し、110名の参加がありました。
  冒頭主催者を代表して、九州総合通信局の田原局長から「電波利用が携帯電話等の普及により、あらゆる分野に広がっている中、IoT時代を迎え、新しいサービスとしてLPWAが期待されています。本セミナーが地域における新たな電波利用をご検討の皆様の一助となることを期待します。」との開会の挨拶がありました。
  このセミナーではLPWA分野4名の講師にご講演をいただき、併せて平成29年度に開催した「400MHz気象・地象観測用周波数の有効利用に関する調査検討会」の概要報告及び、最新のLPWA機器の展示を行いました。
 
【基調講演】
  総務省総合通信基盤局電波部 杉野移動通信課長から、「電波政策の最新動向」と題し、移動通信システムの現状と課題、IoT時代の新たな通信システムの特徴や技術、5G実現に向けての取組や各国の状況、また、これらに対する総務省の取組等について講演を行いました。

総務省 杉野課長

<基調講演:総務省 杉野課長>

 
【講演1】
  国立大学法人千葉大学 大学院融合科学研究科 阪田グランドフェローから、「LPWAの最新動向と今後の展望」と題し、センサネットワークの歴史から国内での流れ、LoRaやSigfoxなど各システムの詳細や比較、またLPWAの実証実験や5GにおけるIoTサービスの紹介など、詳しくご講演いただきました。

千葉大学 阪田氏

<講演1:千葉大学 阪田氏>

 
【講演2】
  (株)NTTドコモ IoTビジネス部 ビジネス企画担当 橋担当部長から、「IoTによる新たな価値創造とLPWAの取り組み」と題し、NTTドコモで取り組んでいるLPWAを使った多種多様な分野での実証実験や課題解決に向けた具体的な取組の紹介、5Gを活用した新たなビジネスの創出を目指す取組などのご講演をいただきました。

株式会社NTTドコモ 橋氏

<講演2:株式会社NTTドコモ 橋氏>

 
【講演3】
  福岡市 経済観光文化局 (かけはし)創業・立地推進部新産業振興課長から、「福岡市のIoTに関する取り組み」と題し、成長可能性の高い都市として上げられている福岡市でのLoRaWANを活用した実証実験についての紹介や、今後新たに計画しているLPWA関連の取組についてご講演いただきました。

福岡市 梯氏

<講演3:福岡市 梯氏>


【成果発表】
  最後に、九州総合通信局 齋田無線通信部長から、昨年度開催した調査検討会の報告について概要説明がありました。

セミナーの様子

<セミナーの様子>
 
 
  また、今回は会場後方にLPWA関連の機器を展示(展示協力社:(株)NTTドコモ、大井電気(株)、西日本電信電話(株)、ニシム電子工業(株)、菱洋エレクトロ(株))し、各社デモを行うなど、実際の通信機器を紹介しました。参加者の方々も大変興味深く見学され、「システム導入にかかるコストはどのくらいなのか。」などといった質問等が多数寄せられていました。
 

機器展示の様子

<機器展示の様子>


  九州総合通信局では、地域の課題解決に向けて、最新の電波利用技術及びその利活用事例に関するセミナーを今後も開催し、電波利活用の普及・促進に取り組んでいきます。
お問合せ先:企画調整課 096-326-7890

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