九州総合通信局では、7月12日(木)に鹿児島市において「電波の安全性に関する説明会」を開催し、一般の方々をはじめ、病院、自治体、電気通信事業者、放送事業者の方々など様々な分野から63名の参加がありました。
この説明会は、スマートフォンや無線LANなどの普及により、電波が私たちの生活に身近で、なくてはならない存在となっている一方で、電波による人体への影響などの安全性に対する不安の声も聞かれることから、電波の性質や安全性について、正しい理解を深めていただくために、平成16年から九州各地で毎年開催しているものです。
説明会では、北海道大学名誉教授の野島俊雄氏から「電波の生体作用に関わる安心安全―基本的考え方と研究動向―」と題して、携帯電話など身の回りで利用されている電波について、人体へ与える影響の観点から、安心・安全の基本的な考え方と科学的根拠などがわかりやすく説明されました。
今後も、安心・安全な電波利用環境の確保と、電波の安全性に関する正しい知識の普及のため、九州各地で説明会を開催していきます。