来るべきAI時代のICT利活用について
−福岡市で「九州ICTセミナー2018」を開催しました−
九州総合通信局は、一般社団法人九州テレコム振興センター(KIAI)との共催により、平成30年12月6日(木)に福岡市において「九州ICTセミナー2018」を開催しました。
<セミナーの様子>
【講演1】
「人工知能とは〜人工知能技術の発展と展望」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター
副研究センター長 麻生 英樹 氏
人工知能(Artificial Intelligence)は、1950年代からずっと研究されてきたが、なかなか賢くならなかった。近年、多種多様なデバイスがクラウドにつながる(IoTの拡がり)ようになり急速に賢くなった。現在では、人間を超える性能を示す問題に直面している。人工知能の倫理的・社会的課題を解決するためには、実世界で人間と協調できる人工知能の実現が必要であると指摘されました。
AIの今後の展開に参加者も大変興味を持って聴講していました。
<麻生副研究センター長>
【講演2】
「NICTにおける人工知能技術の研究開発とデータマネジメント」
国立研究開発法人情報通信研究機構
知能科学融合研究開発推進センター 室長 岩爪 道昭 氏
事例紹介では、多言語音声翻訳アプリの仕組み等の説明があり、東京オリンピック・パラリンピックでのサービスや翻訳精度向上に努めていることなど、社会生活に密着した最新の情報が提供されました。
<岩爪室長>
【講演3】
「AIが加速する企業・社会の価値創造」
日本電気株式会社 IMC本部デジタル戦略グループ 兼 AI・アナリティクス事業開発本部
マネージャー 茂木 崇 氏
現代社会が抱えている様々な問題点を解決するために必要な鍵は、「デジタルトランスフォーメーション」であると説かれました。具体的には「AII」や「IoT」などの先進デジタル技術を活用して、より良い社会に「変革」することであると講演されました。
参加者からは、身近な社会問題の対策方法を分かりやすく説明いただいたとの意見がありました。
<茂木マネージャー>
本説明会には、九州各地より88名の参加者があり、熱心に聴講していました。
お問合せ先:情報通信連携推進課 096-326-7314
ページトップへ戻る