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「大規模災害時における通信サービスの確保のための防災訓練」を実施

 総務省は、令和元年11月22日(金)、熊本県宇城市において、「大規模災害時における通信サービスの確保のための防災訓練」を実施しました。
 訓練は、大型の台風が熊本県に上陸し、県内の広い範囲で通信が途絶しているとの想定で、宇城市内の通信機能を復旧させるというもので、総務本省、九州総合通信局、熊本県、宇城市及び電気通信事業者4者(NTT西日本・NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク)から約50名が参加しました。

 (1)訓練の概要
 宇城市災害対策本部において、市の担当職員が被害状況について報告した後、宇城市長から速やかに通信の復旧に取り組むよう指示がありました。
 その後、通信関係者等による調整会議を行い、被災状況の把握を進めるとともに、当局の移動電源車や衛星携帯電話の貸与等の手続きなどを経て、復旧を加速化するという手順で行いました。
 また、熊本県災害対策本部においても、県内の被災状況を確認しながら、被害が大きい宇城市への支援に関する連絡調整を行いました。

訓練の様子

<訓練の様子>
 
(2)車載型基地局等によるデモンストレーション
 当日は、電気通信事業者4社により、災害時に活用が期待される移動電源車や可搬型衛星アンテナ等のデモンストレーションも行われました。。
 

デモンストレーションの様子

<デモンストレーションの様子>

 災害復旧の拠点となる市町村役場などでの通信確保に特化した訓練は、今回が全国初でした。
 総務省では訓練結果を踏まえて、被災自治体の通信サービスを迅速に復旧させるために自治体や通信事業者が連携して行うべき初動対応をマニュアル化するため、有識者による検討会を開催することとしています。
 
お問合せ先:情報通信部 電気通信事業課 096-326-7821
防災対策推進室 096-326-7880
 

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