宮崎県日南市で電波のルールを楽しく学ぶ「電波教室」を開催

　九州総合通信局は、宮崎県電波適正利用推進員協議会との共催で、令和元年11月29日に宮崎県の日南市立南郷中学校において「電波教室」を開催しました。
　「電波教室」は、電波利用環境保護の大切さについて広く理解してもらうことを目的として、青少年を対象に定期的に行っており、今回はこの一環として学校の総合学習の授業時間を活用して開催したものです。当日は、九州総合通信局長の委嘱を受けて、地域で周知啓発活動などの各種取組を行っている電波適正利用推進員8名がボランティアで授業を行い、参加した1年生70名は、「電波とは何か」、「電波はルールを守って使いましょう」などをテーマとして、電波の利用ルールに関するDVDの視聴や電波適正利用推進員による分かりやすい説明を受けた後、実際にラジオ製作を体験しました。
　参加者は、慣れない手つきで半田ごてを握りしめ、電波適正利用推進員の助言を受けながら真剣な表情でラジオ製作に取り組んでいました。完成後はさっそく電源を入れ、チューニングダイヤルを回して放送が聞こえると、あちこちから歓声があがっていました。中学校の授業を活用した電波教室は、ふだん中学校で体験することがない内容だったので大変好評でした。
　この取り組みが、電波の利便性を実感し、電波利用環境保護の必要性を認識してもらうきっかけになることを期待しています。

　九州総合通信局では、今後も九州管内の各県電波適正利用推進員協議会との協働で、電波利用環境保護に向けた周知啓発活動に取り組んでいきます。