【2022年度情報通信月間行事】
電波利活用セミナー2022〜5G・ローカル5Gの利活用を推進〜を開催
九州総合通信局は、一般社団法人九州テレコム振興センターと共催し、令和4年6月23日(木)、「電波利活用セミナー2022 〜5G・ローカル5Gの利活用を推進〜」を開催しました。セミナーは、博多バスターミナル9F大ホール(福岡市)の会場と、オンラインで同時配信するハイブリッド方式で開催し、130名を超える参加がありました。
【主催者挨拶】
布施田九州総合通信局長から、5G・ローカル5Gの利活用の推進というテーマの背景にある、「デジタル田園都市国家構想」の実現について、総務省の役割、九州総合通信局の取組み等の説明を含めた挨拶がありました。
<布施田局長>
【基調講演】移動体通信政策の動向
講師:総務省 総合通信基盤局 電波部 翁長(おなが)移動通信課長
5G・ローカル5Gの現状、デジタル田園都市国家インフラ整備計画、Beyond 5Gに向けた取組み等、総務省の電波施策の最新動向について講演を行いました。
<翁長移動通信課長>
【事例紹介1】5Gを活用した水中ドローン遠隔操縦と海洋環境情報収集
講師:佐世保工業高等専門学校 地域共同テクノセンター
産学官連携コーディネーター 特命教授 長嶋 豊 氏
株式会社NTTドコモ中国支社 法人営業部
ソリューション企画担当課長 中島 亮 氏
総務省が公募した「令和2年度地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」及び、「高専ワイヤレスIoTコンテスト2021(WiCON2021)」での採択案件として行った、佐世保工業高等専門学校の研究開発による水中ドローンとローカル5Gを駆使して、海洋環境情報の可視化を図る実証実験について講演いただきました。
<NTTドコモ 中島氏(写真左)> <佐世保工業高等専門学校 長嶋氏(写真右)>
【事例紹介2】鹿児島お茶ローカル5Gコンソーシアムの取組み
講師:関西ブロードバンド株式会社 専務取締役 宮ア 耕史 氏
富士通Japan株式会社鹿児島支社 営業主任 吉岡 英行 氏
総務省が公募した「令和2年度地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」での採択案件として行った、ローカル5GとLPWAを駆使した、農機の遠隔制御や高速画像転送及び画像解析技術により、お茶の生産性向上と省人化・軽労化を目指す取組みについて講演いただきました。
<関西ブロードバンド 宮崎氏> <富士通Japan 吉岡氏>
【事例紹介3】スマート工場適用に向けたローカル5G活用の取組み
講師:株式会社安川電機 技術開発本部 基礎技術開発統括部
ASIC・通信技術開発部 部長 岩田 吉弘 氏
株式会社安川電機によって、九州で初めて免許取得された“4.7GHz帯”、“スタンドアローン構成”のローカル5G無線基地局による実証実験、スマート工場におけるローカル5G活用のメリット等について講演いただきました。
<株式会社安川電機 岩田氏>
【事例紹介4】ローカル5Gを活用した障がい者スポーツにおけるリモートコーチングの実現
講師:田川市 総務部理事 兼 市長公室長(政策推進調整官) 平川 裕之 氏
田川市 地方創生統括監 千々松 裕治 氏
田川市の共生社会実現に向けた取組み、障がい者スポーツにおける指導者不足の現状、総務省が公募した「令和3年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」での採択案件として行った、ローカル5Gや高精細カメラを用いた車椅子テニス及び車椅子ラグビーのリモートコーチング事業について講演いただきました。
<田川市 平川氏> <田川市 千々松氏>
お問合せ先:電波利用企画課 096-326-7890
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