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「異能vationチャレンジセミナーfrom九州2022」を開催

 九州総合通信局は、令和4年7月1日(金)、一般社団法人九州テレコム振興センターとの共催により、Zoom及びYouTubeによるオンライン配信にて、「異能vationチャレンジセミナーfrom九州2022」を開催し、全国から120名が参加しました。
 総務省は、奇想天外でアンビシャスな技術課題に失敗をおそれずに挑戦する人、通称へんな人を支援する「異能vation」プログラムを、平成26年度から実施しています。本プログラムでは、ポストコロナの未来社会を見据えた新たな価値を創造する、破壊的なICTイノベーションへの「挑戦」とその世界展開を支援しています。
 令和4年度は、「破壊的な挑戦部門」と「ジェネレーションアワード部門」の両部門について、6月20日(月)12時から8月22日(月)18時まで募集しており、本セミナーでも積極的な応募を呼び掛けました。

【セミナー内容】
(1)基調講演
  「異能vationプログラムについて」
   講演者:総務省国際戦略局技術政策課 技術企画調整官 衛藤 将史
(2)「異能vationプログラム」令和4年度公募内容の説明
   説明者:株式会社角川アスキー総合研究所「異能vation」事務局
(3)九州管内での「破壊的な挑戦部門」挑戦課題の事例発表
  ア「聴“心”器の開発」
    発表者:小川 晋平 氏(熊本県)2017年度挑戦者
  イ「肉眼では見えない微生物に光を当てるだけでリアルタイム観察を可能にする技術開発」
    発表者:小山 昭則 氏(熊本県)2021年度挑戦者
(4)トークセッション「こんな人材、異能vationに集まれ!!」
   ファシリテーター:九州総合通信局 情報通信連携推進課長 宮岡 裕昭
   パネラー:小川 晋平 氏
        小山 昭則 氏
        株式会社角川アスキー総合研究所「異能vation」事務局
        九州管内の異能vationネットワーク拠点から3拠点
        ・一般社団法人まちはチームだ(福岡県北九州市)中川 氏
        ・OFFICE&SAKABAフッド(大分県別府市)長谷川 氏
        ・一般財団法人たらぎまちづくり推進機構(熊本県球磨郡)栃原 氏
 
【セミナーの様子】
 冒頭、野崎九州総合通信局長が挨拶を行いました。「チャレンジセミナー」というセミナータイトルは、人の力を生かすため、まだ見ぬ人材の能力の発見・将来への実用化に期待し、世に知ってもらいたいという願いを込めて名付けたものであることを伝え、現在公募中の「異能vation」プログラムを一つの手段として活用してほしいと呼び掛けました。
 

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< 野崎九州総合通信局長 >
 
 基調講演では、総務省国際戦略局技術政策課の衛藤技術企画調整官から「異能vationプログラムについて」と題し、プログラムの背景や概要等について講演がありました。
 

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< 総務省国際戦略局技術政策課衛藤調整官 >

 「異能vationプログラム」令和4年度の公募内容や応募方法、選考評価等について、「異能vation」事務局である株式会社角川アスキー総合研究所から説明がありました。
 

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< 異能vation事務局 株式会社角川アスキー総合研究所 菅原 氏 >

 九州管内での「破壊的な挑戦部門」挑戦課題の事例発表として、まず、小川晋平氏から発表がありました。「医師として現場で感じた思いをきっかけに会社を設立し、何もない状態から研究開発を進めた。異能vation最終選考時は社員は自分1人のみで、プロダクトもまだ工作レベルだったが、開発に対する熱い思いを伝えた。」というお話をしていただきました。その後メンバーも増え、プロダクトも試作を繰り返してだんだんと形になっていく様子や現在の開発の様子、今後の目標等を紹介していただきました。
 

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< 小川 晋平 氏 >
 
 続いて小山昭則氏から発表がありました。「口腔の健康を増進するための技術開発等を行う中、共同開発先でもあり顧客でもある方からの言葉をきっかけに開発に着手し、異能vationに応募した。」というお話をしていただきました。開発を進める中、思わぬ新たな付加価値も出てきたというお話や、現在の取組内容や今後の展望等についても紹介していただきました。
 

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<小山 昭則 氏 >

 「こんな人材、異能vationに集まれ!!」と題したトークセッションでは、はじめに各ネットワーク拠点の皆様から活動内容の紹介がありました。
 

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<  一般社団法人まちはチームだ 中川 氏 >
 

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<OFFICE&SAKABAフッド 長谷川 氏 >
 

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<一般財団法人たらぎまちづくり推進機構 栃原 氏 >
 
続いて、パネラーから、異能vationプログラムに挑戦してほしい人材について語っていただきました。
 ・課題を解決したい志があるが、なかなか向き合うことができなかった人(小山氏)
 ・やりたいことやアイデアがあるが周りから認められず一歩踏み出せない人(小川氏)
 ・ちょっとわがままな人(そこに潜む不安や不満を形にしてみると面白い)(長谷川氏)
 ・わくわく度を持っている人、こんなこといいな、できたらいいな、と思う人(栃原氏)
 ・この人が異能だなというのはあまりなく、誰でも異能になる、異能である可能性がある(中川氏)
最後に、挑戦を迷っている人へエールを送っていただきました。
  ・一人で動いている人や、これから仲間を見つけたい人、仲間がいたら動けるのにという人には、最初の一歩として異能vationへ応募してほしい。そうすることで賛同してくれる仲間ができ、大きなことができる可能性が出てくる(小川氏)
 ・生活する中で感じる課題に1日数分で良いので向き合ってみる、採択されなくても自分なりの解決策が見えてくる、応募することにはメリットしかない(小山氏)
 ・アイデア一つで人生が変わる可能性がある(中川氏)
 ・応募してみようと思った瞬間に1回行動してみる、他薦をすることで自薦で応募するきっかけになるかもしれない(長谷川氏)
 ・自分のやりたいこと、好きなことをやることが大切、悩んでいるのではなく行動してほしい(栃原氏)
 

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<トークセッションの様子 >
 
 九州総合通信局では、引き続き、独創的な技術課題への挑戦等を支援するため、一般社団法人九州テレコム振興センターほか関係機関と連携して取組を推進してまいります。

お問合せ先:情報通信連携推進課 096-326-7314

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