九州総合通信局は令和4年10月26日(水)に、クラウド実践大賞実行委員会および沖縄総合通信事務所と共催で、YouTubeによるオンライン配信により、「全国中小企業クラウド実践大賞九州・沖縄大会」を開催し、全国から約50名が参加しました。
全国中小企業クラウド実践大賞は、クラウドサービスの利活用を実践し収益力向上・経営効率化した事例を競い合うコンテストです。その地方大会である「九州・沖縄大会」には、書面審査を通過した企業5社が登壇し、それぞれのクラウド実践事例について発表しました。
企業名 | 登壇タイトル | |
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1 | 風月フーズ株式会社 | 昭和企業が令和へジャンプ! −組織改革を目指すクラウド活用の挑戦− |
2 | 有限会社モードレディース | クラウドを活用した縫製工場のDX −小ロット・「超」短納期の実現− |
3 | 株式会社グッデイ | 古いオンプレから最新クラウドへ。 内製化で実現したクラウドジャーニー |
4 | 株式会社イズミダ | あたらしい魚屋のかたち −DX化による変革− |
5 | 株式会社ビジネススタッフ | クラウド導入で理念経営に一歩近づく |
厳正な審査の結果、九州総合通信局長賞には、家族経営にクラウドサービスを導入して積極経営とDX化を進めた鹿児島県の企業、株式会社イズミダが選ばれました。
同賞を含む九州・沖縄大会の受賞結果は次のとおりです。
賞名 | 受賞企業 |
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九州総合通信局長賞 | 株式会社イズミダ |
沖縄総合通信事務所長賞 | 株式会社ビジネススタッフ |
クラウド実践奨励賞 | 風月フーズ株式会社 有限会社モードレディース 株式会社グッデイ |
賞名 | 受賞企業 |
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審査員特別賞 | 風月フーズ株式会社 |
九州総合通信局長賞、沖縄総合通信事務所長賞および審査員特別賞を受賞した3社は、令和4年12月21日に開催される「全国中小企業クラウド実践大賞全国大会」に出場します。
最後に、野崎雅稔九州総合通信局長が挨拶として、総務省の令和4年情報通信白書から、世界のパブリッククラウドサービス市場が2020年は35兆315億円(前年比27.9%増)となっており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けた企業活動で重要な役割を果たしたと考えられる点や、日本のパブリッククラウドサービス市場が、2021年は1兆5,879 億円(前年比28.5%増)となっており今後も拡大が予想されることを紹介した上で、今やクラウドサービスが「ファイル保管・データ共有」、「電子メール」、「社内情報共有・ポータル」等に利用され、企業活動にかかせないプラットフォームになっていることから、本日紹介された5つの活用事例を、皆様の新しい経営や働き方の参考にしてほしいと締めくくりました。
九州総合通信局では、新しい生活様式を可能とするデジタル活用を更に推進するため、クラウトサービスの活用などのデジタル変革への支援に、引き続き取り組んでまいります。