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「西日本横断サイバーセキュリティグランプリ」を開催                             −1日でサイバーセキュリティがまるわかり!−

 九州総合通信局は、西日本の総合通信局4局(北陸、近畿、中国及び四国)と合同で、令和5年6月10日(土)、「西日本横断サイバーセキュリティグランプリ」を開催しました。主にサイバーセキュリティに興味はあるが、これまで学んだことのない学生や就業後1〜5年目程度の若手社会人を対象に、各エリアに会場を設けてオンラインで各会場をつなぎ、サイバーセキュリティへの関心を高めるとともに、セキュリティ人材の裾野を広げることを目的として、オンラインも含め570名もの参加がありました。

 冒頭、主催者を代表して総務省サイバーセキュリティ統括官よりビデオメッセージによる挨拶があり、その後、熊本、大阪、石川、広島及び徳島の会場から各地の特産や魅力などの紹介がありました。
 

< 総務省サイバーセキュリティ統括官 >

 
 講演第1部は、独立行政法人情報処理推進機構サイバー技術研究室長 登 大遊 氏による「コンピューター技術とサイバーセキュリティにおける日本の課題、人材育成法および将来展望」という演題で、日本がこれから ICT 先進国になるためには世界に普及可能な日本発のサイバー技術の生産手段の確立が必須である等の講演がありました。
 

< 登 大遊氏 >

 
 講演第2部は、始めに、Zホールディングス株式会社安心安全部マネージャー 日野 隆史 氏とヤフー株式会社CISO室教育啓発チーム 青黄 由美子 氏による「誰でもセキュリティ人材になれるのか〜セキュリティとキャリアについて〜」という演題で、Zホールディングス株式会社及びヤフー株式会社の業績と、お二人のキャリアパス等についての講演がありました。
 次に、LINE株式会社グループセキュリティ統制チーム中村 智史氏による「求められるセキュリティ組織の変化〜LINEセキュリティの10年を振り返る〜」という演題で、LINE株式会社におけるセキュリティ組織の10年間の変遷等についての講演がありました。
 最後に、西日本電信電話株式会社四方 直樹氏による「海外で活躍するセキュリティエンジニア」という演題で、世界各国から米国へ留学している状況や、日本からの留学生の現状、特に学生と社会人の目的の違い等についての講演がありました。
 
 また、講演第1部後は、西日本電信電話株式会社セキュリティプリンシパル粕淵 卓氏による二択によるセキュリティクイズ、講演第2部後は、西日本電信電話株式会社セキュリティプリンシパル谷口 貴之氏によるCTF(答えとなるFLAGを探すゲーム形式のセキュリティコンテスト)を行い、成績上位者などには記念品を贈呈しました。
 
 最後に各会場から地元セキュリティ関連企業によるLT(Ligtning Talks)大会を行い、その後、各会場参加者との交流会を行いました。
             
 近年、サイバー攻撃の目的の変化や攻撃手法・対象の拡大など、サイバーセキュリティ上の脅威が悪質化・巧妙化し、その被害が国内外で多発している現状や生成AIの問題など、急速に移りゆくネット社会の現在、サイバーセキュリティの関心の高さがうかがえました。
 

< 熊本会場の様子 >
 

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