「医療分野における電波の安全性に関する説明会in下関市」を開催
九州総合通信局は、令和5年9月19日(火)に、中国総合通信局、九州地域の医療機関における電波利用推進協議会及び医療電波利用中国協議会との共催で、海峡メッセ下関(山口県下関市)及びオンライン配信のハイブリッド方式にて、「医療分野における電波の安全性に関する説明会in下関市」を開催し、医療関係者を中心に84名の参加がありました。
【主催者挨拶】
中国総合通信局の園田電波監理部長から、医療協議会の活動内容や当説明会の目的、講師の紹介なども含めた挨拶がありました。
〈中国総合通信局 園田電波監理部長〉
【講演1】
病院外への医用テレメータの情報漏洩対策手法について
講師:川崎医療福祉大学 医療技術学部臨床工学科 教授 茅野 功 氏
医用テレメータの電波伝搬を、病院内・外において実測とシミュレーションを比較して可視化した例を紹介していただき、医用テレメータを安心・安全に運用するための留意点などについてわかりやすく説明していただきました。
〈川崎医療福祉大学 茅野教授〉
【講演2】
医療現場で安心・安全に電波を利用するための導入手法とその管理
講師:国立大学法人佐賀大学 理工学部 数理・情報部門 教授 花田 英輔 氏
電波環境協議会から公表されている「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」(令和3年7月改訂版)や日本建築学会において発行されている「医療機関における電波利用機器に配慮した建築ガイドライン」を中心に、携帯電話等の使用に関する指針や病院で無線通信技術を安心・安全に活用するための管理体制、医用テレメータを正しく導入するための建築ガイドラインなどについて、具体的な事例や課題、安心な電波利用が可能となる環境整備等をわかりやすく説明していただきました。
〈佐賀大学 花田教授〉
アンケートでは参加者から、「参考になることが多々あった」、「内容が非常にわかりやすかった」、「今まであまり意識していなかった事まで注意するべき点について知識を得る事ができた」などの感想が多数寄せられました。
九州総合通信局では、今後も安心・安全な電波利用環境の確保と電波の安全性に関する正しい知識の普及のための周知啓発活動に取り組んでまいります。
お問い合わせ先:電波利用環境課 096-312-8254
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