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「令和5年度 北九州市国家戦略特区・テレワーク推進セミナー」を開催

 九州総合通信局は、令和5年11月10日(金)、北九州市と共同で「令和5年度 北九州市国家戦略特区・テレワーク推進セミナー」を開催しました。セミナーは、北九州イノベーションセンター(北九州市)の会場とオンラインで同時配信するハイブリッド方式で開催し、117名(現地参加47名、オンライン参加70名)の方々に参加いただきました。
 

セミナー開催の様子

〈セミナー開催の様子〉
 
 
 はじめに、北九州市 企画調整局 特区担当課長の泊 圭子氏から、開会の挨拶としてセミナー開催の経緯、目的及び講演内容について紹介しました。
 続いて各講演者から講演が行われました。各講演の概要は以下のとおりです。
 
【基調講演】
 「テレワークで変えよう新しい働き方」
  講師:株式会社テレワークマネジメント マネージャー 鵜澤 純子 氏
 
 ポストコロナのテレワークの現状として、働く人の多くはテレワークの実施を望んでおり、「テレワークができない企業」は人材難になる可能性があり、今後、テレワークという働き方の選択肢を整える必要がますます高まっていくと説明がありました。
 また、テレワークを活用した企業課題解決の具体的な事例を紹介しながら、テレワークによる新しい働き方は企業にも働く人にも大きなメリットがあると説明がありました。

株式会社テレワークマネジメント 鵜澤氏の講演の様子

〈株式会社テレワークマネジメント 鵜澤氏の講演の様子〉


【テレワーク事例紹介】
 「テレワークが生み出す活力ある地域社会」
  講師:みらい株式会社 取締役COO 大矢 元起 氏
 
 天草市に整備した「あまスタ★ファロール」を拠点として取り組んでいるテレワーク普及と企業誘致に関して、課題と取り組み内容を紹介しながら、地域企業の持続可能な循環を生む仕組みである「ファロールモデル」について説明がありました。
 さらに、総務省の「テレワークを活用した地域課題解決事例の創出に関する実証事業」に採択され、今年度より熊本市において実施している取り組みについて説明がありました。

みらい株式会社 大矢氏の講演の様子

〈みらい株式会社 大矢氏の講演の様子〉


【国家戦略特区制度等紹介】
 「北九州市国家戦略特区について」
  講師:北九州市企画調整局 特区担当課長 泊 圭子 氏
 
 北九州市国家戦略特区の目的をはじめ、規制改革メニューを活用した取り組み事例や事業者向けの支援施設について説明がありました。また、北九州市東田地区及びその周辺地域で実施されている「東田・未来都市プロジェクト」について紹介がありました。

北九州市企画調整局 泊課長の講演の様子

〈北九州市企画調整局 泊課長の講演の様子〉
 

 【東田・未来都市プロジェクト事例紹介】
 「官民連携による路線バスのデジタル活用とデータ分析で、効率的かつ安全・安心なバス運営を目指して」
  講師:株式会社村田製作所 通信・センサ事業本部 IoT事業推進部
      Pifaa事業推進課 シニアマネージャー 今川 健太郎 氏
     SWAT Mobility Japan株式会社 代表取締役 末廣 将志 氏
 
 バス乗降データ取得及び各種センサデータを活用した、北九州発の持続可能な地域公共交通の支援システムの構築に関する実証実験の概要をはじめ、期待される効果などについて説明がありました。

株式会社村田製作所 今川氏及びWAT Mobility Japan株式会社 末廣氏の講演の様子

〈株式会社村田製作所 今川氏及びWAT Mobility Japan株式会社 末廣氏の講演の様子〉


 最後に、総務省 情報流通行政局 地域通信振興課 課長補佐の佐藤 浩行より、閉会の挨拶として、北九州イノベーションセンターのオープンを祝し、今後の取り組みを後押しする講演をいただいたことへの御礼を述べました。また、総務省では北九州市テレワーク推進センターをはじめとした様々な団体と連携してテレワークの導入・定着を積極的に支援していることや、11月はテレワーク月間として集中的な取り組みが行われていることを紹介してセミナーは終了しました。
 
 九州総合通信局では、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方であるテレワークの普及促進に向けて、今後も積極的に様々な取組みを推進してまいります。
 
 
お問合せ先:情報通信連携推進課 096-326-7314

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