九州総合通信局は、令和6年12月2日、企業・団体等の経営層やセキュリティ責任者向けに「サイバーインシデント演習」を開催しました。
近年、国内外でサイバー攻撃が激化しており、攻撃対象が大企業からサプライチェーンの最前線を担っている中小企業や病院へ拡大しており、広く知られることなく甚大な被害を受けています。
そこで、安全なサイバー空間を実現するためには、地域の中小企業や医療機関を含めたあらゆる主体が広くサイバーセキュリティに関する理解を深めることが必要であり、特に社内方針・ルールの策定や予算の確保等に責任を持つ経営層やセキュリティ責任者の意識改革が必要です。
本演習は、セミナー形式で昨今話題となっているインシデント等を紹介しながら、インシデント対応手順の理解度の確認及び随所で意思決定等を行う机上演習の要素を取り入れた2時間程度のグループワークを行いました。
<概要>
開催日時:令和6年12月2日(月)13:30から17:00まで
会場:KITENコンベンションホール大会議室(宮崎市錦町1-10)
対象者:中小企業/団体等の経営層、セキュリティ責任者及び情報システム運用担当者の方など
参加人数:34名
講師:株式会社川口設計 代表取締役 川口 洋 氏
<プログラム>
第一部【講演】
「サイバー攻撃の情勢及び対応策について 〜サイバー攻撃から事業を守るために考えるべきこと〜」
第二部【演習】
「セキュリティ事件・事故発生時の効果的な対応について」
第一部では、インシデント発生時に備えた対策(組織における事業継続の重要性、困ったときに相談する人、セキュリティ関係組織からの情報収集等、セミナー等への参加、社内での勉強会)などについて、講師の川口 洋氏より講演いただきました。