九州総合通信局は、一般社団法人九州テレコム振興センターと共催し、令和7年1月17日(金)、「令和6年度 電波利活用セミナー」を開催しました。セミナーは、博多バスターミナル9F大ホール(福岡市)の会場と、オンラインで同時配信するハイブリッド方式で開催し、合わせて133名の参加がありました。
【主催者挨拶】
中西九州総合通信局長から、当セミナー開催の目的やこのあと行われる講演について総務省の役割、九州総合通信局の取組み等の説明も含めて挨拶がありました。

〈中西局長〉
【講演1】電波政策の最新動向
講師:総務省 総合通信基盤局 電波部 中村電波政策課長
デジタルビジネス拡大に向けた電波政策懇談会報告、周波数再編アクションプランや5Gの普及促進方策など、電波政策の最新動向について講演を行いました。

〈中村電波政策課長〉
【講演2】5.9GHz帯V2Xシステムの研究開発動向
講師:シャープ株式会社 研究開発本部 通信・映像標準技術研究所 課長 横枕一成 氏
自動運転実現のカギを握るV2Xに関する研究開発動向について講演いただきました。

〈シャープ株式会社 横枕氏〉
【講演3】ドコモグループの非地上系ネットワーク(NTN)簡易の取り組み
講師:株式会社NTTドコモ ネットワーク部 NTN推進室 担当部長 白井亮 氏
ドコモグループが進める「NTN」の最新の取組みと今後の展開について、そしてその中でも注目されている「HAPS」の実用化に向けた取組みについて講演をいただきました。

〈株式会社NTTドコモ 白井氏〉
【講演4】サイバーフィジカルシステムを利用したワイヤレスエミュレータによる電波ビジネスの拡大
講師:京都大学 大学院情報学研究科 教授 原田博司 氏
令和2〜5年度にかけて研究開発がすすめられたワイヤレスエミュレータについて、その概要とワイヤレスエミュレータの活用によるビジネス創出の可能性について講演をいただきました。

〈京都大学 原田氏〉
九州総合通信局では、地域の課題解決に向けて、最新の電波利用技術及びその利活用事例に関するセミナーを今後も開催し、引続き電波利活用の普及・促進に取り組んでいきます。
お問合せ先:電波利用企画課 096-326-7890