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「電波利活用セミナー2025 -テラヘルツ波を利用した無線通信技術の実現に向けて- 」を開催

 九州総合通信局は、一般社団法人九州テレコム振興センターと共催し、令和7年7月24日(木)、「電波利活用セミナー2025 -テラヘルツ波を利用した無線通信技術の実現に向けて- 」を開催しました。セミナーは、zoomとYouTube Liveによるオンラインで配信する方式で開催し、111名の参加がありました。  

【主催者挨拶】
 中西九州総合通信局長から、当セミナー開催の目的やテラヘルツ波を実用サービスで利用するためには多くの克服すべき課題があること、課題克服のためにご尽力いただいている講師の方の紹介も含めて挨拶がありました。

<中西局長>

中西局長


【講演1】Beyond 5G時代におけるテラヘルツ波の利用に向けた国内外の動向と総務省の取組
      講師:総務省国際戦略局技術政策課 大野研究推進室長
  
 超高速・大容量、超低遅延が要求される5G/6Gの要素技術の一つとして掲げられるテラヘルツ波を利用した無線通信技術の実現が期待されており、国内外の最新動向やテラヘルツ利用に向けた総務省の取組について講演しました。

<大野研究推進室長>

大野研究推進室長


【講演2】テラヘルツ波を用いた月面の広域な水エネルギー資源探査
      講師:国立研究開発法人情報通信研究機構 Beyond 5G研究開発推進ユニットテラヘルツ研究センター
          研究統括 笠井 康子 氏
 
 テラヘルツ波リモートセンシング衛星を用いた月面サブサーフェスにおける水氷エネルギー資源の広域探査について講演いただきました。

<国立研究開発法人情報通信研究機構 笠井氏>

国立研究開発法人情報通信研究機構 笠井氏


【講演3】周波数ホッピングによる300GHz帯高セキュリティ高速無線通信の研究開発について
      講師:九州大学大学院システム情報科学研究院 助教 三上 裕也 氏 
             
 5Gよりもさらに強固なセキュリティが求められるBeyond 5G/6Gの導入に向けて、周波数ホッピング通信技術をテラヘルツ波に適用させる研究開発を進めている「持続可能な電波の有効利用のための基盤技術研究開発事業(FORWARD)」の研究内容について講演いただきました。

<九州大学 三上氏>

九州大学 三上氏


【講演4】Beyond 5G/6G時代に向けたテラヘルツ移動通信の屋外実証実験
      講師:ソフトバンク株式会社先端技術研究所6G準備室 室長 矢吹 歩 氏
   
 300GHz帯を用いた実証実験によって、走行する車両向けにテラヘルツ通信エリアを構築する実験を行い、その実用性を確認したことについて講演いただきました。

<ソフトバンク株式会社 矢吹氏>

ソフトバンク株式会社 矢吹氏

 
 九州総合通信局では、地域の課題解決に向けて、最新の電波利用技術及びその利活用事例に関するセミナーを今後も開催し、引続き電波利活用の普及・促進に取り組んでいきます。
 
(注)講演資料は共催者である一般社団法人九州テレコム振興センターのホームページ別ウィンドウで開きますに掲載しております。
 
 
お問合せ先:九州総合通信局 電波利用企画課 096-326-7890

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