報道資料
平成25年3月28日
九州総合通信局
「ホワイトスペース活用によるUHF帯広帯域無線伝送システムのための
周波数共用条件等に関する調査検討会」報告書について
−ホワイトスペースを使った長距離・広帯域無線アクセスシステムの早期実用化のために−
九州総合通信局[局長:児玉 俊介(こだま しゅんすけ)]は、「ホワイトスペース(※1)活用によるUHF帯広帯域無線伝送システムのための周波数共用条件(※2)等に関する調査検討会」(座長:九州工業大学尾家 祐二 理事・副学長)を開催し、当該システムの実用化に向けて検討しました。
本調査検討会での検討結果の報告書が取りまとめられましたので、その概要をお知らせします。
※1
「ホワイトスペース」とは、放送用などある目的のために割当てられているが、地理的条件や技術的条件によって他の目的にも利用可能な周波数をいう。本調査検討では、地デジ帯(600MHz帯)のホワイトスペースを使用している。
※2
「周波数共用条件」とは、お互いに混信を起こさないための技術的条件をいう。
平成23年度に開催しました「ホワイトスペース活用によるUHF帯広帯域無線伝送システム(以下「WS無線アクセスシステム」と言う。)に関する調査検討会」では、従来の無線LAN等では、地形や建物によって電波が遮られて通信が難しかった場所でも、WS無線アクセスシステムを使用すれば通信が可能となる場合があり、通信エリアが大きく広がるなど、その有効性を実証することができました。
平成24年度の調査検討会では、WS無線アクセスシステムの実用化に向けて、実証試験の実施等により、地上デジタル放送との周波数共用条件を明らかにし、必要な技術基準の策定等に資することを目的として調査検討を行いました。
なお、報告書の概要は別紙のとおりです。(報告書全文は当局ホームページに掲載準備中です。)
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