報道資料
平成27年3月17日
九州総合通信局
電波資源拡大のための研究開発に係る実験試験局に免許
−SFNによるスーパーハイビジョン(8K)の地上伝送実験−
九州総合通信局[局長:上原 仁(うえはら ひろし)]は、本日、日本放送協会[会長:籾井 勝人(もみい かつと)]から申請のあった、実験試験局(注1)に免許を付与しました。
本実験試験局は、現行のハイビジョンを大きく超える画質であるスーパーハイビジョン(8K(注2))のSFN(注3)による地上伝送実験を行うためのものです。
なお、本件は、電波法(昭和25年法律第131号)第103条の2第4項第3号に基づく研究開発(超高精細度衛星・地上放送の周波数有効利用技術の研究開発)に用いられるものであり、これは、平成26年度予算により総務省から日本放送協会に対して委託された案件です。
【SFN送信用実験試験局】
免許人 |
日本放送協会 |
識別信号 |
NHKみずかみUHFじっけん |
周波数及び
空中線電力 |
671.142857MHz(46ch) 3W |
無線設備の
設置場所 |
熊本県球磨郡水上村 |
実験地域 |
熊本県人吉市及び同県球磨郡の一部の地域 |
実験の期間 |
平成27年3月(予定) 〜 平成29年3月 |
実験概要 |
別紙 参照 |
【局間伝送用実験試験局】
免許人 |
日本放送協会 |
識別信号 |
NHKひとよしSHFじっけん |
周波数及び
空中線電力 |
5892.5MHz 0.5W
5910.5MHz 0.5W |
無線設備の
設置場所 |
熊本県人吉市 |
実験地域 |
熊本県人吉市及び同県球磨郡の一部の地域 |
実験の期間 |
平成27年3月(予定) 〜 平成29年3月 |
実験概要 |
別紙 参照 |
(注1) 実験試験局とは、科学若しくは技術の発展のための実験、電波の利用の効率性に関する試験又は電波の利用の需要に関する調査を行うために開設する無線局。
(注2) 8K(K=1000を意味する単位)とは、現行ハイビジョンの16倍の画素数を有する映像の規格。
(注3) SFNとは、単一周波数ネットワークの略で、同一放送対象地域において、他の地上基幹放送局と近接する地上基幹放送局が当該他の地上基幹放送局と同一の放送番組を同一周波数の電波で送信する場合における地上基幹放送局の集まり。
【関係報道資料】
・
電波資源拡大のための研究開発に係る実験試験局に免許〜全国初のスーパーハイビジョンの長距離フィールド伝送実験〜(平成25年11月22日)
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