報道資料
平成27年8月14日
高知県黒潮町の臨時災害放送局開設に向けた実験試験局に予備免許
≪四国初‐南海トラフ巨大地震等に備え、8月29日に受信調査を実施≫
四国総合通信局(局長:元岡 透(もとおか とおる))は、高知県黒潮町が臨時災害放送局開設に向け、避難所での受信状況等の調査を行うために開設する実験試験局2局に対して、平成27年8月14日付けで予備免許を付与しました。
高知県黒潮町は、南海トラフ巨大地震等の災害発生時における住民への情報伝達手段を拡充するため、臨時災害放送局の開設準備をおこなっています。今回、町独自に配備した機器と四国総合通信局から無償貸出しを受けた機器を活用して、臨時災害放送局による避難情報等の放送を想定した実験試験局2局を開設し、平成27年8月29日に町内の避難所等で受信状況等の確認を行う予定です。
臨時災害放送局開設に向けた実験試験局の予備免許を行うのは、今回が四国内でははじめてです。また、総務省より臨時災害放送局用機器の貸出しを行うのは、今回が全国ではじめてです。
表:実験試験局の概要
呼出名称 |
くろしおちょうりんさいえふえむじっけん1〜2 |
電波の型式、周波数及び空中線電力(注) |
200K F8E 79.3MHz 20W |
調査予定日 |
平成27年8月29日 |
調査内容 |
高知県黒潮町内の避難所等での受信調査 |
(参考)臨時災害放送局用機器の貸出期間 |
平成27年8月10日から9月7日まで |
(注)周波数等は今回開設される実験試験局で用いられるものであり、将来、高知県黒潮町内に臨時災害放送局を同じ内容で開設することを保証するものではありません。
(参考)臨時災害放送局は、災害が発生したときに、地域住民に安全・安心に関する情報を提供するため、地方公共団体等が臨時かつ一時的に開設するFMラジオ放送局です。東日本大震災後、28市町で30局の臨時災害放送局が開設され、避難情報、救援情報等を提供し、被害の軽減、被災者の生活安定に寄与しました。
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