報道資料
平成30年10月25日
四国総合通信局
戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)
平成30年度 独創的な人向け特別枠「異能vation」プログラム
「破壊的な挑戦部門」最終選考通過者の選出
≪四国から1件の最終選考通過者が選出≫
総務省は、業務実施機関を通じて、平成30年度に公募した戦略的情報通信研究開発推進事業 独創的な人向け特別枠「異能vation」プログラムのうち「破壊的な挑戦部門」の最終選考通過者を選出しました。(関連報道資料(1)参照)
四国からは、1件の最終選考通過者が選出されました。
総務省は、平成26年度から、戦略的情報通信研究開発推進事業において、独創的な人向け特別枠「異能vation」(いのうべーしょん)プログラムを実施しています。本プログラムは、ICT分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外で野心的な技術課題に挑戦する人を支援するものです。
平成30年度の本プログラムでは、業務実施機関である株式会社角川アスキー総合研究所が平成30年5月22日(火)から同年7月20日(金)まで公募を行いました。
このうち、先般一次選考の通過者が選出(関連報道資料(2)参照)されたところ、今般、最終選考が実施され、業務実施機関を通じて「破壊的な挑戦部門」の最終選考通過者を選出しました。四国管内からは、香川県在住の中野 裕介(なかの ゆうすけ)氏が最終選考通過者に選出されています。
表:《四国管内からの最終選考通過者》
都道府県 |
香川県 |
氏名 |
中野 裕介(なかの ゆうすけ) |
技術課題名 |
ロボットによる初生雛雌雄鑑別 |
技術課題内容 |
ニワトリの雛のオスメスの鑑別技術は、熟練した雌雄鑑別士によって行われてきた。国内で出荷される約2億羽の雛を100台のロボットで鑑別する技術を確立する。これまでに双腕型ロボットで雛をピッキングする技術を実現しており、高速化または手法改良、特定部位の計測自動化および画像解析技術の精度安定化を実現する。栄養価の高い卵の生産は、インド、インドネシア等の人口が増加する国の持続可能な開発目標(SDGs)目標2飢餓をゼロに期待されるものの、生産性の高い白玉鶏の雌雄鑑別が課題となっていた。国内にとどまらず、グローバルな食料問題解決に寄与する。 |
最終選考結果については以下ウェブページを御参照ください。
平成30年度 「異能vation」 破壊的な挑戦部門 最終選考結果
(参考)
戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE:Strategic Information and Communications R&D Promotion Program)とは、情報通信技術(ICT)分野において新規性に富む研究開発課題を大学・国立研究開発法人・企業・地方公共団体の研究機関などから広く公募し、外部有識者による選考評価の上、研究を委託することにより、未来社会における新たな価値創造、若手ICT研究者の育成、中小企業の斬新な技術の発掘、ICTの利活用による地域の活性化、国際標準獲得等を推進する事業です。
【関連報道資料】
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