報道資料
令和4年11月29日
総務省四国総合通信局
課題解決型ローカル5G開発実証に使用する無線局へ免許
≪徳島県及び高知県安芸郡北川村において5Gの実証事業を実施≫
総務省が公募した「令和4年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の提案に選定された全国20事業のうち、4事業が四国管内で選定されたところですが、このうち徳島県の医療連携実証と高知県安芸郡北川村のスマート農業実証について、総務省四国総合通信局(局長:西岡 邦彦(にしおか くにひこ))は、徳島県(知事:飯泉 嘉門(いいずみ かもん))、ケーブルテレビ徳島株式会社(代表取締役社長:梅田 真司(うめだ しんじ))及び日鉄ソリューションズ株式会社(代表取締役社長:森田 宏之(もりた ひろゆき))から申請のあったローカル5G無線局に対し、本日付けで免許を付与しました。
総務省において「令和4年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の提案を公募したところ、本年8月に全国20件のうち四国管内で4件の提案が選定されました。このうち、徳島県内で実施される医療連携の実証事業及び高知県安芸郡北川村で実施されるスマート農業の実証事業で使用されるローカル5G無線局について、免許申請が提出されていたところです。
徳島県(知事:飯泉 嘉門(いいずみ かもん))およびケーブルテレビ徳島株式会社(代表取締役社長:梅田 真司(うめだ しんじ))は、「高精細映像伝送による院内ICU等の遠隔モニタリング及び救急医療連携の高度化に関する実証」において、病院内にローカル5G等の通信環境を構築し、入院患者の遠隔モニタリング、4K映像を活用した患者情報の遠隔連携等を実現し、都市部と専門医の不足する地域との間の医療連携の強化に関する実証を実施することとしています。
また、日鉄ソリューションズ株式会社(代表取締役社長:森田 宏之(もりた ひろゆき))は、「ローカル5Gを活用した遠隔監視制御及び遠隔指導等によるゆず生産スマート化の実現」において、中山間地域に位置するゆず農園にローカル5G通信環境を構築し、モバイルムーバーの自動走行等による農薬散布及びスマートグラスを用いた新規就農者遠隔指導等により、ゆず生産における生産性向上・コスト低減、新規就農者の確保を実現する実証を実施することとしています。
これらの開発実証は、本年12月から開始され、令和5年3月まで実施される予定です。
総務省四国総合通信局(局長:西岡 邦彦(にしおか くにひこ))では、これらの実証事業に使用されるローカル5G用無線局(実験試験局等)の免許申請を審査した結果、電波法令に適合していると認められたので、本日付けで免許しました。
開発実証に選定された残る2事業についても、今後、速やかに免許していく予定です。
【免許した無線局の概要】
免許人名 |
徳島県 |
無線局の種別 |
基地局 (陸上移動局は既設の無線局を使用) |
免許の年月日 |
令和4年11月29日 |
無線局の目的 |
一般業務用及び電気通信業務用 |
周波数及び局数 |
4.7GHz帯 1局 |
設置場所※ |
徳島県徳島市(徳島大学病院内) |