報道資料
令和4年12月23日
総務省四国総合通信局
課題解決型ローカル5G開発実証に使用する無線局へ免許
≪愛媛県大洲市及び今治市四阪島において5Gの実証事業を実施≫
総務省が公募した「令和4年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の提案に選定された全国20事業のうち、4事業が四国管内で選定されたところですが、このうち愛媛県大洲市において災害時の被害概況の迅速な情報共有を実現する実証及び愛媛県今治市四阪島においてプラント工場の生産性向上と業務効率化を実現する実証について、総務省四国総合通信局(局長:西岡 邦彦(にしおか くにひこ))は、愛媛県(知事:中村 時広(なかむら ときひろ))及び株式会社ハートネットワーク(代表取締役社長:伊藤 直人(いとう なおひと))から申請のあったローカル5G無線局に対し、本日付けで免許を付与しました。
総務省において「令和4年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」の提案を公募したところ、本年8月に全国20件のうち四国管内で4件の提案が選定されました。このうち、愛媛県大洲市において災害時の被害概況の迅速な情報共有を実現する実証及び愛媛県今治市四阪島においてプラント工場の生産性向上と業務効率化を実現するための実証事業で使用されるローカル5G無線局について、免許申請が提出されていたところです。
愛媛県(知事:中村 時広(なかむら ときひろ))は、「高精細映像伝送による災害時の迅速な情報共有・意思決定の実現」において、全国初となる可搬型ローカル5Gのリレー接続による通信環境を構築し、ドローンを活用した高精細映像のリアルタイム伝送や、取得データの3Dモデル解析による被害概況の可視化により、災害時の迅速な情報共有及び意思決定を実現する実証を実施することとしています。
また、株式会社ハートネットワーク(代表取締役社長:伊藤 直人(いとう なおひと))は、「ローカル5Gを活用した精製物のAI粒度判定等による離島プラント工場の業務効率化の実現」において、離島の大規模プラント工場にローカル5G環境を構築し、ドローンによる原材料の体積判定、AIによる精製物の自動粒度判定等による業務効率化を実現する実証を実施することとしています。
これらの開発実証は、今後、令和5年3月まで実施される予定です。
総務省四国総合通信局(局長:西岡 邦彦(にしおか くにひこ))では、これらの実証事業に使用されるローカル5G用無線局(実験試験局)の免許申請を審査した結果、電波法令に適合していると認められたので、本日付けで免許しました。
【免許した無線局の概要】
免許人名 |
愛媛県 |
無線局の種別 |
実験試験局 |
免許の年月日 |
令和4年12月23日 |
無線局の目的 |
実験試験用 |
周波数及び局数 |
4.7GHz帯 3局
(基地局相当1局、陸上移動局相当2局) |
設置場所(移動範囲) |
愛媛県大洲市 愛媛県南予地方局大洲庁舎(肱川付近) |