報道資料
令和2年12月11日
東北総合通信局
清水建設株式会社にローカル5G用実験試験局を予備免許
− 建設会社に対する全国初のローカル5G免許 −
東北総合通信局(局長:田尻 信行)は、清水建設株式会社(取締役社長:井上 和幸)から免許申請のあった4.7GHz帯ローカル5G実験試験用無線局に対し、本日付けで予備免許を付与しました。
ローカル5Gは、携帯電話事業者が全国で提供する5Gサービスとは別に、地域の自治体、企業等の様々な主体が独自に5Gシステムを構築するもので、地域や企業等のデジタル変革の基盤となることが期待されています。
東北総合通信局は、清水建設株式会社から申請された4.7GHz帯ローカル5G実験試験用無線局について審査したところ、電波法令に適合していると認められましたので、本日付けで予備免許を付与しました。建設会社に対するローカル5G関係無線局としては全国初となります。今後、工事完了後に電波法第10条に基づく落成検査により電波法令への基準適合を確認し、免許を付与することになります。
今回実験試験が行われる4.7GHz帯の周波数を使用するローカル5Gは、昨年12月に先行して制度化された28GHz帯ローカル5Gに比べて整備が容易であり、本格的なローカル5Gとして普及が期待されています。東北総合通信局は、4.7GHz帯ローカル5Gの免許申請の受付を本年12月18日(金)から開始する予定ですが、本無線局は、これに先立ち、実験試験用として東北6県で初めて予備免許を付与したものです。
【予備免許した無線局の概要】
申請者 |
清水建設株式会社 |
免許した無線局 |
実験試験局 9局 (基地局相当2局、陸上移動局相当7局) |
無線局の目的 |
実験試験用 |
設置場所 |
秋田県大仙市 (雄物川上流大沢川樋門新設工事現場内) |
周波数 |
4.7GHz帯 |
【実験の概要】
雄物川上流大沢川樋門新設工事現場において、高精細(8K)映像伝送実験を行い、コンクリート遮蔽物の影響評価、作業員がローカル5G端末を身につけて作業を行いながらの通信、コンクリート打設に係る施工管理等、建設現場の生産性の向上を図る技術の研究を令和3年5月まで実施するものです。
【別紙】 ローカル5Gの概要(PDF:473KB)
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