報道資料
平成31年3月4日
東海総合通信局
不法無線局の取締りで感謝状を贈呈(平成30年度)
管内の5警察署・1海上保安部に
総務省東海総合通信局(局長 古市 裕久(ふるいち ひろひさ))では、携帯電話基地局、鉄道用無線、航空保安用無線設備、放送などへの混信妨害や動作障害などを引き起こしている不法無線局に対し、管内の警察署や海上保安部と共同での取締りを実施しています。
このたび、不法無線局の取締り等に多大な功績のあった捜査機関(5警察署・1海上保安部)に対して、感謝状を贈呈しますのでお知らせします。
贈呈先
- 静岡県浜松中央警察署
- 静岡県藤枝警察署
- 静岡県熱海警察署
- 愛知県西枇杷島警察署
- 三重県尾鷲警察署
- 第四管区海上保安本部 尾鷲海上保安部
功績
当局との共同取締りへの積極的な協力や独自の取締り等を実施することにより、不法無線局を摘発し、電波利用秩序の維持に多大な貢献をされた。
参考
- 不法無線局の影響
- 不法無線局は、携帯電話、消防・救急無線、鉄道用無線、警察無線などの重要な通信への妨害、合法無線局の通信への妨害、テレビ・ラジオの受信、航空保安用無線設備や電子機器等への障害など、社会的に大きな影響を与える可能性があります。
東海総合通信局では、電波利用環境保護のため、今後も捜査機関と共同で、不法無線局の取締りを厳しく行うとともに、無線設備販売業者等への適切な指導など、不法無線局対策に努めてまいります。
- 主な不法無線局
-
- 1 アマチュア無線機器を使用する不法無線局
- 不法アマチュア無線は、主に145MHz帯、430MHz帯の周波数を使用する不法無線局です。
正規のアマチュア無線に混信妨害を与えるほか、アマチュア無線として使用できる周波数を逸脱して運用し、消防・救急無線、鉄道用無線、警察無線などに妨害を与える場合があります。
- 2 不法市民ラジオ(不法CB無線)
- 不法市民ラジオは、27MHz帯の周波数を使用する不法無線局です。
漁業無線などに混信妨害を与えるほか、空中線電力増幅器(ブースター)を使用した場合は、テレビ・ラジオの受信、電力系ブレーカー、電話機、コンピューターなどにも障害を与える場合があります。
- 3 パーソナル無線機器を使用する不法無線局
- 不法パーソナル無線は、900MHz帯の周波数を使用する不法無線局です。
設備を電子的に改造したものが多く、正規のパーソナル無線に混信妨害を与えるほか、パーソナル無線として使用できる周波数を逸脱して運用し、携帯電話、防災行政無線、MCA無線などにも妨害を与える場合があります。
- 4 不法船舶用無線
- 商船、漁船、レジャー船等の船舶が無線設備を搭載する場合は、無線局の免許(船舶局)が必要であり、免許を得ることで所属する海岸局や僚船等船舶局相互で通信が行えます。
特に船舶の遭難、緊急通信等では、秩序正しい通信を行うことが求められますが、不法船舶用無線の通信が妨害を与えるおそれがあります。
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