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個人情報&セキュリティプライバシー編
~防ごう!悪用・詐欺被害・個人の特定~
17気をつけてアップしてたはずなのに

学習のポイント

~投稿内容から撮影場所や生活範囲が特定されると危険
鍵アカなど閲覧範囲を制限する機能を上手く利用しよう~

事例17。有名なお店のスイーツの写真をSNSにアップしたことを友人に伝えたところ、写真などから特定されてしまうのではと心配されたが、顔が見えないように写真を切り取るなどの対策をしているので、自分は大丈夫だと思っていた。その後、ストーカーの被害を受けてしまい、警察に相談したところ、自分の投稿やフォロワーである友人の投稿などから、住んでいる地域や学校を知られて特定されてしまったと、警察官から説明を受けているシーン。

ハートきゅんのイラスト

ここから僕が解説します

事例17解説。僕、ハートきゅんが解説します。どんなに気を付けていても、他のアカウントやSNSの内容を組み合わせると、その人の行動が分かってしまいます。投稿している全ての情報から、居住地などが特定されたり、悪意のある人が犯罪に巻き込もうとする場合もありますので、警戒心を忘れないようにしましょう。たくさんのSNSサービスやアカウントを使用している場合には、より注意が必要です。投稿した写真の背景などから、居場所が分かってしまうこともあります。SNSに写真をアップするときは、良く確認してからにしましょう。

考えてみよう
ネットにアップした写真や動画で、撮影場所や生活範囲が知られてしまうケースが。
事件やトラブルに巻き込まれないために、投稿の際に注意しなければならないことは?
A高性能・高画質への注意

写ったものから撮影場所が特定されることがあるので、投稿用の撮影には注意しましょう。

B閲覧者を限定した投稿が○

プライベートな情報の投稿前はよく考えて。「鍵アカ」などで特定の人とだけ共有する方法もあります。

Cもしも不安を感じたら

SNSでのやり取りについて不安や違和感を感じたときは、必ず大人に相談しましょう。

もっと詳しく
“こっそり”だけじゃない!時間をかけて徐々に近づくケースも急増

誰でも見ることができるのがSNSの基本です。特定の人に公開するつもりであっても、写真に映りこんだものや訪れた店や地域など生活範囲が推測できてしまうという意識を持つ必要があります。また、事例❷にもあるように、長期間やりとりを続ければ初期の警戒心は段々薄れ、信頼感が生まれ、プライベートなことまで話すようになるのを見込んで近づいてくる人もいます。投稿・やりとりの先にある、脅迫・ストーカー・誘い出し・投資詐欺などの被害の可能性を忘れてはいけません。

「個人が特定できるもの・コトを公開しない」「非公開や短時間で消える場合でも投稿前にチェック」と共に、「ネットだけの友達には警戒を緩めず個人的な話は控え、少しでも気になったら距離を置く」ことを心に留めて。

※ネット上にアップした・された情報で困ったことが起きたら『違法・有害情報相談センター』もご利用ください。forward https://www.ihaho.jp/

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