4K・8Kとは、次世代の映像規格で現行ハイビジョンを超える超高画質の映像です。
4Kは現行ハイビジョンの4倍の画素数で、高精細で、臨場感のある映像が実現できます。
そして、8Kは現行ハイビジョンの16倍の画素数です。
立体感も加わり、さらに臨場感のある映像を体感できるようになります。
最先端の映像技術により、映像の高精細化だけでなく、次に示す4つの特徴により、従来実現出来なかった色彩豊かでなめらかな表現が可能になります。
これにより、医療、美術等の幅広い分野での利活用も期待できます。
現在のハイビジョン放送に比べ、表現可能な色の範囲が大幅に拡大し、「実際に見える色」に近い表現が可能となります。
現在は、1秒間に30コマ※しか表示していませんが、最大で120コマの表示に高速化できます。
これにより、動きの速いスポーツなども、「ぼやけず」「なめらかに」表示可能となります。
※ 60iの2フィールドを1コマと表現しています。
現在のおよそ1,600万階調に対し、およそ10億階調へ拡大します。
これにより、色や明るさの変化がなめらかになりより自然な映像となります。
最後に、輝度については、HDR技術により、映像で表現できる明るさの範囲が大幅に拡大し、より現実に近い明るさの表現が可能となります。
このようにハイビジョン放送を超える魅力的な4K8K放送ですが、「4K」は既にいくつかの放送やインターネットサービスで始まっています。
具体的には、衛星放送の1つである124度、128度CS放送、ケーブルテレビ、IPTVなどで「4K」サービスが提供されており、加えて、2018年12月からは、BSと110度CSにおいて、「4K」及び「8K」の実用放送である「4K8K衛星放送」が新たに始まりました。
この新しい放送を提供する事業者は2017年1月に決定しており、2018年12月から順次放送が開始されています。
※ 事業者の詳細は、4K8K衛星放送を提供する事業者 をご参照ください。