新4K8K衛星放送を受信するには

 2018年に始まるBS及び東経110度CSの4K・8K実用放送である「新4K8K衛星放送」は、現行の衛星放送とは異なる規格で放送されます。このため、現在販売されている4Kテレビ・4K対応テレビ(※1) には、新4K8K衛星放送の番組を受信する機能は搭載されていません。この新しい放送を受信するには、新しい規格に対応した受信機(テレビ・チューナー等)が必要になります。また、この受信機には、新4K8K衛星放送に対応する新たなCAS(ACASチップ)が必要となります。

 その他、現在ご利用中のBS及び東経110度CS用アンテナを新4K8K衛星放送対応アンテナへ交換することや、分配器、分波器、ブースター、ケーブル等の交換が必要になる場合があります。詳しくは、新4K8K衛星放送を視聴する場合のご注意をご参照ください。

 現在市販されている4Kテレビ・4K対応テレビにて視聴可能な4K放送等は、(1)東経124/128度CS放送、(2)IPTVによる4K放送、(3)ケーブルテレビによる4K放送(※2)、(4)インターネットによる4K配信サービスがありますが、メーカや機種によって異なりますので、ご購入の際にご確認ください。

※1 主として、水平3,840画素以上かつ垂直2,160画素以上を有する表示デバイスを搭載し、4K映像信号を表示できるものを「4K対応テレビ」と呼び、この表示機能に加え、いずれかの4K放送をテレビ本体で受信可能なもの(いずれかの4K放送を受信可能なチューナー等を内蔵しているもの)を「4Kテレビ」と呼んでいます。

※2 ケーブルテレビによる4K放送の受信にはセットトップボックス(STB)が必要です。

新4K8K衛星放送を視聴する場合のご注意

 新4K8K衛星放送は、BS及び東経110度CS放送で現在使用されている放送波(右旋円偏波の電波)と、新しい放送波(左旋円偏波の電波)で提供されます)。

現在の放送波(右旋)の4K放送のみ視聴する場合

 ほとんどのご家庭で機器交換などは不要ですが、現在、放送されているBS放送の全てのチャンネルを受信できていない場合など、機器や配線の交換が必要になることがあります。

新しい放送波(左旋)の放送も視聴する場合

 以下の機器交換などが必要です。 (以下、戸建ての衛星(BS及び東経110度CS)受信システムの例)

交換が必要な場合あり(3224MHzに対応していない場合(※3)電波が外部に漏れる場合
  • 混合器
  • ブースター
  • 分配器
  • 同軸ケーブル
  • 直列ユニット、または壁面端子
  • 分波器
交換が必要な場合あり(左旋に対応していない場合)
  • BS・110度CSアンテナ

※3 左旋の電波は、BS及び東経110度CSアンテナで受信した後、従来の右旋の信号より高い周波数に変換されて宅内の配線で伝送されます。このため、左旋の放送を視聴するためには、アンテナ交換に加え、高い周波数(2.2GHz〜3.2GHz)の信号を伝送できない機器は交換する必要があります。

宅内の配線や機器から電波が外部に漏れないよう、適切な機器の使用や工事が必要です。

 左旋の電波を受信するアンテナを設置した際、古いブースターや分配器、壁面端子などが使用されていたり、同軸ケーブルの芯線がむき出しになっていると、電波が外部に漏れて、無線LAN等の通信システムに妨害を与えたり、逆に、周囲の電波が入り込んで、新4K8K衛星放送の受信に影響することがあります。

 詳しくは、新4K8K衛星放送開始に向けたBS及び東経110度CSの左旋電波からの電波漏洩について、をご参照ください。

※上記の内容に限らず、現在使用中の機器などの性能・機能によっては、機器交換や工事が必要な場合があります。また、衛星放送用受信設備の技術基準に適合させるため、機器交換や工事が必要な場合があります。

図表 新4K8K衛星放送を視聴する場合のご注意当ページに掲載の内容と同一となります

新たなCAS(ACASチップ)について

 新4K8K衛星放送では、従来以上に高精細な映像コンテンツを保護するため、現在地上波、BS及び東経110度CSの視聴に用いられているB-CASカードに比べて暗号機能が高度化されたACAS(エイキャス)チップが用いられる予定です。このACASチップは、新4K8K衛星放送に対応する受信機(テレビ・チューナー等)に搭載され、有料放送の視聴制御(CAS)や、無料放送の著作権保護(RMP)のために利用されるもので、B-CASカードの機能も併せ持つものです。


図 ACASとB-CASについて

 平成30年6月現在、ACASチップは一般社団法人新CAS協議会(http://www.acas.or.jp)により開発されているところで、本年12月からの放送に間に合うよう、9月頃より出荷され、順次受信機に搭載される予定です。

 ACASチップに関するお問い合わせや有料放送の申し込みなどの際には、ACAS番号が必要となります。この番号は、新4K8K衛星放送が視聴可能な受信機ごとに割り振られた20桁の番号で、ACASチップにあらかじめ書き込まれており、リモコン等の操作によりテレビ画面に表示することができます。詳細な表示方法については、受信機の説明書等をよくご確認ください。

 また、現在広く用いられているB-CASカードは、新4K8K衛星放送に対応していませんが、今後も現行の地上波、BS及び東経110度CSにおいて引き続き利用することができ、廃止等は予定されていません。

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